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俺の夢
石や煉瓦の家が立ち並ぶ小さな村
そこに集まる村人その中心にいるのは、鉄の鎧を身につけた大男と対象的に小柄で村人達とは明らかに違う異人の少年
言葉が通じないのだろうか大男が大声でわめき散らしているが少年はただただ怯えているようで全く会話になっていない
会話にならないのが我慢できなくなったのだろうか大声が腰に下げていた大きな剣を抜き少年に切りかかった
大男は少年の頭めがけて力強く降り下ろした
誰もが目を背け少年の死を覚悟した
少年も防御はとったが腕を左手を剣の進行方向に置くというお粗末のものだった
これでは腕ごと頭を割られ死ぬはずだった
だがしかし剣は腕にあたり枯れ木のようにポキッとおれ近くの民家に突き刺さった
誰もが口をあけ驚愕している大男も少年も
そして俺は思った“アイツなら俺の夢を実現できると”