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我らの吹奏楽!  作者: 愛莉
8/11

吹奏楽に入った理由

ここ一ヶ月楽団生活になれるのに必死だった。だいぶなれてきた頃、久々に

真夏日と花香に会った。

麗華、真夏日、花香、私の4人でお昼を食べる約束をしたのだ。

「2人とも久しぶり~」

「うん本当!一ヶ月ぶりよね。」

「2人が楽団に入ってから頑張ったんだからあたし達。」

「とりあえず昼食べようよ。お腹すいた~」


お昼は安くて美味しくて評判な店に行った。

まだ早いからか店はすいていた。

「ねえ、皆はなんで吹奏楽に入ったの?」

麗華は

「私の家庭知ってる?

 母親は元バイオリン奏者

 父親は元ピアニスト  

祖父母は元指揮者  だったのよ。

まあ、音楽が好きだったのもあるけどね。」

真夏日は

「あたしは、小学生の頃からずっと吹奏楽部だったからだよ。でも、将来の夢は別に音楽関係じゃないけどね。」

花香は

「私は、昔からピアノを習っていたから。それに私音楽をとったら何も残んないしね。」

「ていうか、聞いた本人は言わないの?

だめよ。そんなの。言いなさい。」

うっ。言いたくない。でも、皆いったからなあ。言わなくちゃ。

「えっと、私は音楽が好きだから?」

嘘ではない理由を言ってみる。

鋭い麗華は

「はあ?なんで疑問系なの?もっと他の理由があるんでしょ。」

ばれてるし。言うしかないか。

「実は私今まで祖母に育てられたの。

両親は本当にどうしようもない人でね、自分勝手。私には5個上の兄と3個上の姉がいたんだ。私が小1のとき私の兄と姉が決断したんだ。祖母に育ててもらおうってね。両親とも祖母とは仲が悪くてね、それに祖母は私達にはすごく優しく厳しかった。

祖母は音楽をやっていたんだ。両親は音楽が大っ嫌いでね、兄と姉がそれに反抗するように音楽をはじめたんだ~。

兄はピアニスト。

姉は歌手として。

祖母はサックスをやっていたから

私もサックスをはじめたの。

親の反抗として。だからはいったの。吹奏楽にね。」

あぁ、いっちゃった。

反抗として吹奏楽に入った。それは事実。

でも今は……そんなの関係なく楽しい。

いつでも楽器吹きたいと思う。

「一応波野先輩には言わないでね。

反抗として入ったなんて知られたら……」

「誰にいわないでほしいって?」

えっ、この声は……?

波野先輩の声。やばっ!

今の話聞かれてたかな?

「あの、先輩はいつから?」

「お前らが来る前からだ。」

「ねえ、かい君その人達は?だあれ?」

そう。波野先輩の隣にはこの間の女の人がいたのだ。

「あぁ、こいつらは俺の大学の後輩だ。」

「あらぁそうなの?あっ、この間の子がいるわ。」

女の人の目はまるで「あんたのせいでデートが中止になったのよ」といってるようだった。さすがに居心地が悪くなって「お手洗い行ってきます」といってその場から離れた。


あの女の人先輩の彼女かなあ?

怖いなあ。はあ、席に戻りづらいや。

鏡の前で立ち尽くしているとガチャと

あの女の人が入ってきた。

「あなたってかい君のなんなの?

かい君は私のだから。あんたみたいな性格悪いバカはとっとと、かい君の前から姿消せブス。」

なに?この人。と、いつもだったら無視できたけどなぜか今は、今は涙がでちゃう。

半分涙目でトイレを飛び出したら目の前には先輩や麗華達。今私はきっとひどい顔してる。にげようと思い店を飛び出す。誰も追ってくる気配はない。

安心したとたん今までためていた涙が溢れ出た。思い切り泣いた。

私がでてったあとの店のことを考えながら。

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