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我らの吹奏楽!  作者: 愛莉
10/11

告白

「こんなとこにいたか。」

 顔を伏せたまま聞いた。

「なんで先輩がいるんですか? 由梨香さんは?」

 泣いてるのを隠すように顔を伏せたまま。

「帰った。お前が由梨香に何か言ったらしいな。」

 違う。言ったのは由梨香さんの方だ。でも由梨香さんと先輩は付き合ってる。私はデート中に邪魔をしたのだ。

 だから……

「はい。私が由梨香さんにひどいことを言いました。」

 泣いてることバレそう。声がふるえる。

「大丈夫だ。俺はわかっている。」

 ああ。すべてバレてるんだ。

 由梨香さんが言ったことも。

 何を言われたかも。

 そして今泣いてることも。

「で、何でお前は泣いてる? いつものお前だったらそんなんじゃ泣かないだろ。」

「それは、そうだけど……。でもいわれた相手によりますよ。先輩の彼女に言われたら、なんか傷ついたんです。強く言い返したら先輩に怒られそうだし。」

 そこまで言ったら先輩は

「おい。俺の彼女?だれが? 俺に彼女はいない。」

「へ?でも、由梨香さんが……。」

「わかった。由梨香の話は信じるな。俺が好きなのはお前だけだぞ?」

 いまさらっと凄いこと言われたような。好きなのは私だけ? でも後輩として好きなのかも。うん。絶対そうよ。

「ありがとうございます!」

「で? 返事は?」

「返事と言いますと?」

「はあ?だから、俺はお前が好きだと言ってるんだ。後輩としてじゃなくて女としてな。恋愛感情ってやつだ。」

「別にまだそんなにプライベートではあってないじゃないですか。私も先輩のこと好きだけど……。」

 自分で自分の言葉に驚いた。

 そうか。私は先輩が好きなんだと。

「じゃあ決まりだな。付き合うか。じゃあそろそろ帰ろうか。お前男と付き合ったことあるか?」

「ありません! だからキスもしたことありませんよ。」

「じゃあキスはまた今度な。ファーストキスはちゃんと大切にしなくちゃな。」

「はい。」

 暗いから顔が赤いのはバレてない。そう信じて寮の部屋に戻った。

 部屋に戻ったら麗華に顔が赤いことについて聞かれたが、泣いてたから。で通した。

 明日なんか先輩に会うの恥ずかしいかも。

 明日どうしよう~!


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