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オラルメンテ コンフリクト  作者: 蒼崎 慶
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 ユイの変化は、BL好きを隠します宣言の直後、目に見える形ですぐに表れた。

 まず、髪型。今までは、適当に結んでるだけだったのに、毎日髪型を変えてカチューシャやシュシュをしたり、と、ひと手間かけるようになった。彼女の幼なじみであるひびき情報によると、ユイは、枝毛対策に洗い流さないタイプのトリートメントも使い始めたのだとか。どうりで、前よりツヤがあるはずだ。

 ユイに近付く女子が、嘘みたいに増えていく。


 気心知れた女子な仲間が、どんどん女の子らしくなっていく。気のせいか、しゃべり方まで変わったような……。

 ユイは、響と俺の前ですらBLの話をしなくなった。


 中学生活が一年過ぎた頃、ユイはどこにでもいる一般的な女子生活をノーマルモードにしていた。痛い女独特の空気も放ってないし、休みの日に遊ぶような親しい女友達もできた。


 ユイに友達が出来て、良かったとは思う。でも俺は、なんだかスッキリしなかった。

 『女は賢く、男より大人になるのが早い』って聞いたことがあるけど、その通りだ。いつまでも昔のユイに縛られて現実に違和感を覚えてる。こんな俺は、まだまだ子供なんだろう。


 響、ユイ、俺。中2になっても、俺達三人は同じクラスだった。小学校六年間同じクラスだったから今さら驚いたりはしないけど、昔のように手放しで喜べないのはけっこうつらい。

 どんどん普通の女になってくユイを複雑な心境で見ていたのは俺だけではなく響も同じだったのだと、しばらくして知った。


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