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君のそばに
君はいつだって言ってくれた
大丈夫なんて陳腐な言葉を使わずに
でも 大丈夫なんだって確かに分かる言葉で
ずっと側にいてくれた
今ほど悔やんだことはないよ?
君が側にいないこと
言葉の数々をはっきりと覚えていないこと
たくさんの後悔が渦巻いている
宝物みたいに思っていたはずなのに
結局、何一つ閉じ込められていない
空虚な言葉でも
なんでもない話しでも良かったんだ
君さえ居れば
あっ、これも陳腐な言葉なんだろうか
君に僕は何を言ってあげられるんだろうね?
ごめんよ、何も言ってあげられない。
そんな自問自答、何回繰り返しただろう
くれた君
お返しできない僕
壊れてゆく君
救いあげられた僕
振り向かない君
追いすがる僕
一点を見つめる君
視界に入ろうとする僕
耳をふさぐ君
大丈夫だという僕
陳腐だね、
どこからか君の声が聞こえた気がした