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カナシミのにおい

臭い立つほどの

悲しみが 零れ墜ちる


それを

消し去るのは 新たななみだ



何故

人 皆 平等でなくては

なに故

人 皆 平和ではなくては

なにゆえ

人 皆 幸福でなくてはらないのだろう

ナニユエ

平等にも 平和にも 幸福にも れないのだろう


今日も何処に

何かがそそがれ

溢れ

何かを駿ながし去って

おおい尽くして


誰かが嘲って

誰かが絶望して

誰かが上を向いて

誰かが慟哭するのだろう。


それを痛く惟う君は

一体 何様なのか

それに情を思う君は

一体 何様なのか




君は


君も血に堕ちた民ではないか


それなのに

君は天に行くと言うのか

私はいつまで這い蹲るのか



人は皆

々(おなじ)ではない


それでも 共に居たいと願うのは罪だと言うのか

それでも 僅かばかりの灯を見たいと願うのは罪だと言うのか


願いの違いは

君と僕とをけて

僕を 地の底に 沈めた


最後に見たのは 君の 一滴 

あぁ 君に救いが差し伸べられんことを

















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