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俺のショートショート6

作者: 骸骨
掲載日:2026/09/13

 今日は食事会だ。大人たちは食べることと、おしゃべりで忙しい。子供たちは隣の部屋にいる。子供たちだけではない。この日のために大人たちの一人が、お手伝いロボを予約しておいたのだ。

 ロボットは食事会が始まる五分前にこの家にやってきた。

「ヨロシク」ロボットは、頭を丁寧に下げて挨拶をした。「こちらこそ、よろしく。」大人も挨拶をする。

 食事会で忙しい大人たちがいる隣の部屋で、ロボットは子供たちの前でダンスをする。あまりにも面白いので、子供たちは大笑い。あれだけ大きな声で笑っているのに、隣の大人たちは気が付かない。

 踊り終わったロボットは子供たちに自分の腕にぶら下がるように言った。言われた通り子供たちはロボットの腕につかまる。ロボットは子供たちを腕にぶら下げたまま、家を出た。

 家を出たことに一瞬子供たちは戸惑ったが、あんなおかしいダンスをするロボットだからきっと大丈夫だろうと何も言わずに黙っていた。

ロボットは不思議な歌を歌い始めた。不思議で、とても楽しい歌だ。子供たちの顔に、笑顔が戻った。


 食事会を終えた大人たちは、ようやく子供たちのことを思い出した。隣の部屋へ子供たちの様子を見に行く。勿論誰もいない。大騒ぎになった。ロボットを予約したお店にも電話をかけたが、つながらない。

 警察に連絡だ、近所を探せ、走れ走れ、どこだどこだどこだ…。

子供を連れたロボットは、誰も見つけることができなかった…。

 

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