極彩の涙
何度も。何度も。何度も。
私は苦しみながら生き続けてきた。
誰かに蔑まれているわけじゃない。
誰かを恨んでいる訳でもない。
誰かが苦しめている訳でもない。
私はずっと・・・自分自身に苦しんできたんだ。
永遠をさまよい続けて、自分自身に苦しみ続けて・・・。
絶望だけが答えしかない真実を、ずっと否定したかった。
何度も。何度も。何度も・・・・・・。
満たされなくても生きたいと、そう言う事が難しくて。
苦しみたくないって叫び声だけが、ずっと耳にこびりついて。
答えをいくら否定しても、それも同じ結果なのに気づいて。
満たされたいという思いがいつしか、形に変わって降り注いだ。
気づいたときには、もう遅くて。
私はただ、永遠を生きるはずの悉くが取り込まれる様を、見続けるしかなかった。
「っ・・・なん・・・で・・・っ・・・」
「ちが・・・う・・・わた・・・しは・・・」
私は、何もすることの出来ない自分に、自分の力に、さらに苦しめられた。
この涙はいずれ、大きな新しい涙を引き起こすことになるのに・・・
・・・・・・
?「ん、おい・・・・・・」
・・・・・・誰?
こんな場所、私以外は・・・・・・
?「おーい」
ペチペチと叩かれる。
・・・・・・夢だ、くだらない夢・・・・・・
こんな景色、存在しないのに・・・・・・
?「・・・これ、起きんか!」
「早く起きるのじゃ!寝坊助!」
:「・・・・・・うるさい」
?「は?何じゃその返事は!これ、起きんか~!」
:「・・・何、ていうかだ・・・・・・れ?」
目の前には、狐の耳をした、妖怪風の剣士少女が存在していた。
?「・・・全く、なんて奴じゃ」
:「・・・だ、誰なの・・・?この空間に・・・なんで・・・」
?「あ?なんじゃと?」
「儂は、お主の存在に反応してここに来たのじゃが」
:「・・・え?」
「わた・・・しの・・・?」
?「そうじゃ、何故かは知らぬが、儂が今手にしている力が、先ほどから反応し続けていてのう」
「要するに、お主の何かが、儂をここへ連れ込んだ・・・というわけじゃ」
:「・・・・・・ま、さか・・・・・・」
?「ん?なんじゃ?心当たりがあるのか?」
:「・・・あの・・・涙は・・・」
「・・・・・・」
?「・・・おーい?どうしたのじゃ?」
アズエルピス「・・・・・・」
「いいえ、心当たりはありました」
「アレは、私の純粋さが齎した力です」
「きっとあなたは、その力に選ばれたのでしょう?」
「だから、こうして私の元に来た・・・そして、出会えた」
?「ほう?お主の力か・・・」
「・・・なるほど、通りで儂は、記憶が少しあやふやなのじゃな・・・」
アズエルピス「貴方がその力を持てたというのなら・・・」
「・・・・・・成程、どうやら貴方と同じような力を持つ存在は幾つもいそうですね」
?「ほほう?それは興味深いのう・・・」
アズエルピス「貴方はただ、欲望を満たし続けてください」
「渇きを埋め尽くす事は当然できませんが・・・ね」
?「くっくっくっ・・・面白い事を言うではないか」
「興が乗った、コレも何かの縁じゃからのう・・・」
アーゼア「儂、いや・・・妾の名は、アーゼア」
「短い間かもしれぬが、貴殿の欲の架け橋となってやろうではないか♡」
イルクはって?
補足と思ってもらえればいいのです




