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珈琲〜Coffee〜  作者: 餅月 響子


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第25話 夏楓との関係をリセットをする

 リビングの本棚に置いていた写真アルバムの整理を終えて、丁寧に並べていく。元彼女が結婚したら、もう終了。元さやにここから戻るなんて無理に等しいだろうと、何故かラインに送られてきた結婚式場の全体集合写真をちらちらと見る。見たくはない。誓いのキスだけじゃない集合写真の濃厚なキスに目をそむけたくなる。削除したい。スマホを買い替えようかなと思うくらいだ。これを交換したら、空翔と夏楓との写真も一緒に消えてしまう。


バックアップを取ればいいだろうと考えるが、バックアップしたデータを見返すなんてなかなか無い。パソコンにわざわざCD‐R入れてからじゃないと写真を見れない。何と古典的なんだか、保守的でもあるか。ラインを開かなければいいかと思ってしまうが、嫌でも目に入る。緑色のアプリマーク。友人は1人じゃないが、ラインも1通だけじゃない。公式アカウントのお知らせもある。友達が多かろうか少なかろうが、人間の手は一つ。返事を返すのもそれぞれ1通。付き合いが長ければ長いほどメッセージは増えていく。一番夏楓とのメッセージが多かった。消すのがもったいないなと思ってしまう。未練がましいって分かってるが、やめられない。夏楓は、空翔のいないテーブルできっと孝俊とコーヒーを飲んでいるのかもしれない。空翔と過ごした過去はもう話題に上がらないだろう。


空翔は、最初から最後まで心からコーヒーを好んで飲んでいた訳じゃない。

空っぽになったマグカップの中、もうコーヒーを淹れることはもう無い。

夏楓が座っていた席に誰もいない。


悲しい思いは今だけだ。

もうさっぱり忘れようそう誓って生きようと思っていた。

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