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第4話


 2つ目は、亡くなった人間の魂を案内すること。


 真琴先輩が私にしてくれたように、死んだ後魂が迷ってしまわないよう、道案内をする。


 転生を望むか天界に住むか。


 もっとも、誰もが天界に住めるわけじゃない。


 天使になれるのはごく一部の人間だけだ。


 というか、天使にも“任期満了”というのがあって、職務を全うすれば次の人生が保障される。


 “特別枠付き“の人生が。


 詳しくは省略するけど、ところ構わず天使になりたいという人間がいると天界の人員がキャパオーバーになってしまい、統率が取れなくなる恐れがあった。


 だから毎年天使になれる人員は決まっていた。


 ほとんどの人間の魂は、輪廻転生へのルートへ回される。


 転生先は人間だけじゃない。


 中には犬や猫になったり、道ばたに生えてるたんぽぽになったりもする。


 転生されず存在そのものが消えてしまうこともざらにある。


 ”消える”というか、正確には「個」を失うと言った感じかな?


 細かな分子にまで解体され、宇宙を漂うエネルギーの一部に転換される、と言った方がいいか。


 聞いた話だから、正しいかどうかはわからない。

 

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