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登場人物紹介① 勅使河原サユリ



 地元の高校、愛知県立烏森高校に通う女子高生で、今作の主人公。


 身長168センチ。O型。


 子供の頃から体を動かすのが好きで、周囲からはよく“やんちゃ娘“の愛称で親しまれていた。


 ただ、虫は大の苦手で、甲殻類やカエルなども苦手。


 しかし、なぜか爬虫類は全般的に平気な模様。


 かなりの偏食家で、一週間チョコレートだけで過ごしたということも。


 彼女曰く、「アイスクリームとチョコは万能の薬になる」んだとか。



 中学では『なぎなた部』というニッチなクラブ活動に乗じていたが、高校では一転してバスケ部のマネージャーに就き、その明るい性格で「チームの顔」と呼ばれるようになっていた。


 マネージャーに就いた理由はいくつかあるものの、一番の要因は幼馴染の存在にある。


 サユリの家の近くに住んでいた神宮寺健人は、彼女にとっては唯一、心を許せる存在だった。


 今でこそ明るく、社交的な性格だが、彼に会う前の彼女は心を閉ざしており、ろくに会話もできないような暗い一面を持っていた。


 実は彼女はある特殊な環境下で生まれた子供であり、“ただの人間”ではなかった。


 日本に本部を置く”極秘”の研究施設、『サイエンス・スクエア』に生まれ、「Lプロジェクト」と呼ばれる重要な実験の被験者だったのだ。


 ある騒動をきっかけに施設を抜け出した彼女は、三日三晩、何も飲まず食わずで森の中を彷徨い歩いた。


 やっとのことで辿り着いた辺境の集落で、サユリはある女性と出会う。


 勅使河原薫。


 彼女は京都府中央部に位置する美山町に、お盆休みの期間の間帰郷していた。


 橋の下で泥だらけになっていたサユリを見つけた薫は、彼女が「人間ではない」ことに気づく。


 それは薫自身が人間ではなかったという点と、サユリの腕に刻まれた刻印が何を意味するかを、知っていたからだった。



 薫はサユリを連れ帰り、「人間」として育てることを決意する。


 名古屋市中川区にある烏森町に引っ越したのは、サユリが10歳の頃だった。


 薫は元々大阪に住んでいたが、仕事の都合で夫の実家に移り住むことになり、平和なひと時を過ごしていた。


 しかし、平穏な日々を過ごしていた2人の元に、不穏な影が…



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