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ももいろ

作者: 秋葉竹





ときの過ぎゆく部屋に住み

ふたりふたりのももいろを


ふたりふたりのしあわせを

棄てて風吹く街に出て


ふたりふたりの感覚が

重なる夢じゃないからと


ふたりふたりはふたりでも

溶け合うみたいにひとつだと


嘘じゃないけど嘘を云い

お互いみつめていた夜に


ピエロみたいな哀しげな

笑顔をみせてくれた夜




星はまたたき微笑んで

魔法の歌で祝福し


戯けたふたりはふたりとも

しあわせなんだと受け止めた


小雨も降らない蒼い夜

影絵の人らが傘をさし


ふざけた歩調で大声で

ふざけた歌を歌うから


拍手喝采大喜びで

ふたりはケラケラ笑ったね


ふたり仲良く指さし合って

顔をみあわせ笑ったね


街も今では夜の国

謎めく陽気なノスタルジー


そんな感じに溺れたら

ふたり仲良く手と手をとって


ちゃんと帰ろうあの部屋へ

いろんなこともあるけれど


ふたりしあわせぎゅーっとね

だきあうももいろ溶ける部屋








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― 新着の感想 ―
[一言]  またふたりで、ちゃんと部屋に帰ってこれてよかったです。  はぐれちゃわないか、心配しながら読んでいたので。
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