表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
野球ジャンキー  作者: タロー♂
サヨナラベースボール
9/13

「さぁ!アタル君!投げて、投げて~」



とにかく投げないと帰れそうもないので、僕はマウンドに上がり、一応全力で、珠美さんのミット目掛けて投げ込んだ!






ビュッ!




ドッ!



バシッ!!





「ナイスボール」


珠美さんはそう言うが…



「いやいや、タマさん。普通にワンバンしてましたよ?スピードも全然だし……どこがナイスボールなんです?」



白井戸は、僕を横目で見つつそう言った。



確かに彼の言う通り…



僕は打ち取るどころか、ストライクゾーンにすら投げれない…




「ほぅ、あの春虎すら打てない球か!やるな、てめぇ!」



近くで、フランクフルトを頬張りながら観戦していた金髪坊主。



何を言ってるんだろう?



「龍!打てないんじゃなく打たないんだよ!少しはルール覚えろよ!」



すかさず白井戸の声がバッターボックスから飛ぶ。



「はぁ?んなもん俺が知るかボケ!!さっさとカッ飛ばせよ!」


ガラ悪い感じで返事をする金髪坊主。




なるほど…あまり野球を知らないみたいだ。



「好き勝手言ってくれるよ…タマさん!どうにかアイツにストライクを投げさせてくれませんか?タマさんなら何か考えがあるんじゃないですか?」



「う~ん、もう少し、アタル君の球質を見たかったんだけどなぁ…けど、大体つかんだし、そろそろいいかなっ♪」



なにやら、白井戸と珠美さんが会話しているがよく聞こえない。



すると珠美さんは立ち上がり

マウンドへ駆け寄ってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ