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野球ジャンキー  作者: タロー♂
サヨナラベースボール
8/13

つまりは、この不良と幼女は兄弟ってことか…



ま、とにかく僕は珠美さんに用件を聞く事にした。



「あの、僕に何を求めているのか分かりませんけど…ぼ、僕はどうしたら解放されるんですかね?」



「よくぞ、聞いてくれましたアタル君!あのね、君のピッチングを見てみたいんだ~」




…ピッチング?



僕は元々、父さんみたいなピッチャーになりたくて野球を始めた…



父さんは、元プロ野球選手で

落差がとんでもない変化球『ドロップ』で、奪三振王にも輝いた事もあった。



だけどある日から突然ドロップを投げれなくなり…負けが込んで…



お酒に溺れてしまって……




今は肝臓を悪くして入院してる




まあ、それとは関係なく、僕はピッチャーなんてやった事がない。



いつも、外野で球拾いが僕のポジションだった。



「僕はピッチングなんてまともにやった事がないんです。どうせ、ホームベースまで届かないですし…」




僕は自分の言葉に軽く落ち込みながら珠美さんに伝える。



「大丈夫!アタル君は凄いよ~!私を信じて投げてみてっ!」



例の太陽スマイルを浮かべる幼女。



珠美さんがキャッチャーするのか?



めちゃくちゃ張り切って準備しだした。



「た、タマさんと、バッテリー組むなんて、なんつー羨ましい奴だ!俺のバットで、タマさんの目を覚まさせてやる!」



なんか、ロリコンの春虎君が打席に入って僕に殺気をぶつけて来る。




「およ?いいね~♪バッターがいた方がより実戦に近づくもんね!ハルトラ~、打てるもんなら打ってみなさいっ!」




何故か自信満々の珠美さん。



僕にこの、白井戸 春虎が抑えれる訳ないのに…




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