表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

イメージするところは

作者: あまなす

タカキが

汗をかきながら

のどを鳴らす


麦茶の消費のはやさに

夏の暑さを感じる


グラスを流しに置いたタカキが

なかなか帽子を

かぶらない

何かあるみたい

わたしに教えてくるものがある


こっそり見ていたら

四股を踏みはじめた


なぜ四股なのか

とそのことより

すっと高くあがる足に

タカキの成長と

若さを感じ

うらやましくなった

見惚れてもいた


タカキが帽子をかぶり

外へ遊びに行ったあと

まねをして

四股を踏んでみた


イメージするところは

タカキのように

しゅたっと足が

あがるさま

そこまでではないにしても

ある程度は

あがってくれるだろうと

思い描いていた

はたしてそのとおりには

いってくれなかった


自分の年と老いとを

感じずにはいられない瞬間

落ちこむけれど

それは同時に

子どもが確実に

成長していることの

証でもあって

わたしのその問題は

あっさり帳消しにできた





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ