和の検査。
今回は、和が受けた検査について綴ろうと思う。
先日、和はWAIS-Ⅳと言う知能検査を受けた。検査の具体的な内容については、今後検査を受ける人の結果に影響を与える可能性がある事から言及は出来ない。なので今回は、俺の考えるDIDが知能へ与える影響について綴っていきたい。
このWAISは、ウィスクラー式知能検査と呼ばれる知能指数(IQ)を測る成人向けの検査だ。
実は、このWAIS-Ⅳの前バージョンであるWAIS-Ⅲを和は約7年前にも受けている。その時は俺が表に出る事は殆どなかったが、混ざっている事が多かったらしく当時の検査の記憶は俺にも残っている。言い換えれば、俺が混ざった状態で検査を受けた可能性が高く、結果にも俺の持つ知識や思考が影響していた事が考えられる。一方今回は、俺が混ざる事が無いよう最大限の努力をした。勿論、口出しなどもしていない。つまりは、「今の和だけ」の力で検査を受けられた筈だ。
ただ、それが「和本来の力」とは限らない。俺の持つ知識や能力の起源は和だ。和から俺が分裂した時に俺が和の能力や思考、記憶の一部を継承してしまった。だから今の和は俺に渡した能力を使う事が出来ないのかもしれない。
今から18年前、確かに俺は生まれたと思う。それでも俺が単独で表に出る事は殆どなく、和は離人感の中その光景を眺めている事が多かったそうだ。きっとまだ完全に分裂はしていなかったのではないだろうか。そして2024年の秋、俺は表に出られるようになった。あの日、俺たちは完全に分裂したのかもしれない。その時に和の能力を少し貰ってしまった。そんな可能性があるのではないかと素人ながら考えている。勿論、俺は医者でも何でもないのでこの考えが正しいかはわからない。
俺と和が完全に分裂した今、和の知的能力は7年前と違うかもしれない。勿論、変わっていない可能性だってある。人格解離が基本人格の知的指数にどのような影響を及ぼすのかは、まだ未知数だ。
検査結果は来月の定期受診までわからない。もう少し早くわかればとも思うが、こればかりは仕方ない。
検査結果を聞くときは、俺も一緒に聞こうと思っている。




