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リアル異世界  作者: 紘希


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通所再開へ。

 今回は、最近のB型事業所の利用状況について綴ろうと思う。

 今まで何度か綴ったように、12月以降事業所への通所を控えてきた。(なごみ)の恐怖心が収まるまで工賃の受け取りなど必要な通所は俺が行き、それ以外は全て在宅ワークにしていた。だが、この2月から通所を一部再開する事にした。とは言っても、通所するのは俺だけだ。和の恐怖はまだなくなってはいない。だが、契約上は通所と在宅の併用という事になっているし、俺としても表に出るようになって5か月目になり趣味も出来た。そうすると何かとお金がかかる。なので俺が通所する代わりに、俺の工賃基本額である5,000円に加えて通所分の差額を貰う事になった。


 ちなみに俺が通所した日は、主にillustratorというソフトを使用してロゴ制作の練習を行っている。いずれは追加工賃の出るデザインの仕事をしたいと思い、現在は勉強中だ。ロゴ制作の手順の載ったサイトを参考にロゴを作って、指導員のスタッフに確認してもらっている。俺たちの通う事業所ではこのような練習や課題を繰り返し、指導員が仕事に取り組む技量があると判断するようになれば俺もデザインの仕事に取り組む事が出来るシステムになっている。

 

 通所頻度は今月は週に1回、来月は週に2回の予定だ。今の所は全日俺が通所予定だが、和が通所できるようになっても以前のように週5~6の頻度に戻す予定はない。流石に全日通所にしてしまうと体力的にもきつい。その上、通所は基本平日の午後が中心になる為、それだけで1日の大半が潰れてしまうからだ。

 現状通所しているのは俺だが、和も通所を再開したいと思っているようだ。それでも恐怖心が拭えない部分もあるので、なかなか挑戦出来ずにいる。しかし、今月末に相談支援事業所との契約を事業所で行う事になった。流石にその日ばかりは和が行く必要があるので、その日に通所をしてみて今後どうするか考える事になった。幸い、母が同席できるので和が一人で通所する必要はない。和自身も母が一緒という事で不安はかなり軽減されているようだ。いざという時は母がいるし、頓服薬もある。これは俺としても安心出来る。


 俺としては通所が出来ずとも、和が安心して生活できる環境に身を置いていて欲しいと思っている。DIDの治療の観点からも『安心・安全な環境』が最優先だ。しかし、和がやりたいと思っている事は叶えたいというのも俺の正直な想いだ。可能ならば、恐怖心を抱くことなく、事業所に通える日がまた来る事を願っている。

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