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リアル異世界  作者: 紘希


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姉たちへのカミングアウト。

 今回は、(なごみ)の姉たちへDIDのカミングアウトをした日の事を綴ろうと思う。

 和には(あおい)(みぎわ)という2人の姉がいる。各々に生活があるのでなかなか姉たちが揃う事がなく、まだカミングアウトをしていなかった。個別に会ったり話したりする機会はあったが、カミングアウトは2人一斉にすると決めていたので、この日までは姉の前では和の振りをしていた。

 和はカミングアウトを不安がっていた。正直、俺も不安だった。受け入れてもらえるかもそうだが、心優しい姉たちがショックを受けたり、自責の念に駆られてしまわないかと心配だったのだ。和もきっと同じだろう。

 カミングアウトは母がしてくれた。和が表に出ていたが、うまく説明が出来ないと言うので母に話してもらう事にしていた。「和に障害が増えました。」と話し始めた母に姉たちは驚いた様子はなかった。「障害名は解離性同一性障害」と告げると2人も名前は聞いたことがあるようだった。それでもピンとは来なかったようで「二重人格」と聞いてピンと来たようだった。葵は俺と会ったことがなかったので、驚いたそうだ。汀は和の振りをしている俺に何回か会っていたのもあって、今までの和と違う事に何となく気付いていたようで、「そういう事か!」と納得した部分の方が大きかったそうだ。真似はそこそこできていたようだが、表情や抑揚の付け方などが違ったらしく、「相当疲れているのかな。」と感じていたそうだ。

 何はともあれ、2人は俺たちが思っていた以上にすんなりと俺の存在を受け入れてくれた。俺たちの心配は杞憂だったようだ。しかも、エッセイも読んでくれたようで葵は感想まで送ってくれたし、汀は手紙をくれた。2人とも俺の事を家族として受け入れてくれてくれている。そして、俺を「紘希(ひろき)」として接してくれているのがとても嬉しい。


 カミングアウトからまだ数日だが、俺とも仲良くしてくれている。家族全員に話せた事、受け入れてもらった事で、俺も本当の意味でこの家族の一員になれたのだなと感じた。

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