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リアル異世界  作者: 紘希


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和が出かけたはずが、俺が帰ってきた話。

 今回は、俺たちのとある一日の様子を綴っていこうと思う。

 その日、(なごみ)は皮膚科と書店に用事があり母の運転でショッピングモールに向かっていた。いつもより早く起きた所為か眠気を感じ、移動の間眠ることにした。

 しかし、2分程で俺が表に出てしまったのだ。仮眠ではなく、ただの長めの交代となった。これは珍しい事ではない。交代については後日詳しく書こうと思うが、急激な眠気のようなものに襲われると大抵交代してしまう。

 ショッピングモールに着いたら和に代わろうかとも思ったが、結局交代はしなかった。短時間の間に交代をすると頭痛の原因になるし、俺にも行きたい場所があったのだ。

 それは某コーヒーチェーン店だ。俺は比較的なんでもコーヒーは好きだが、その店のディカフェのドリップコーヒーにミルクを2割追加したものが特に好きだ。600円弱で約600ml飲む事が出来る上に、二杯目は200円しない。俺が飲むのは基本的ディカフェかカフェインレスのコーヒーだ。ディカフェやカフェインレスのコーヒーはインスタント含め割高になる。それを外で飲むと思えば、そう高くはない値段だと俺は思っている。

 コーヒーを一杯飲みたいだけなら、和に交代して帰り際にでも買っておいてもらえばいいのだが、この店は同日であれば2杯目が格段に安くなる。だから俺はこの店のコーヒーを買う時、出先で一杯目を飲み切り、帰り際に二杯目を買うようにしている。しかし量が量なだけあって、すぐには飲み切れない。その為、和に交代せずに過ごす事にした。

 ショッピングモールに到着して皮膚科の予約まで少し時間があったので、まずは一杯目のコーヒーを買ってからモール内の病院に向かった。今までは予約なしで受診していたのだが、あまりに待つので今回は予約をして行ってみた。すると、いつもと同じように院内は混んでいたが、すぐに診察を受ける事が出来た。

 こういう時、俺は和の真似はしない。何故ならその病院は行く日により医師が変わる為、こちらの声など覚えていないからだ。それでも、生活の中で必要な時は和の真似をするようにしている。例えばヘルパーと接する時だ。それなりの長さの付き合いがあるので、バレないように声や話し方を変えるのだ。

 話が逸れたが、皮膚科の診察は問題なく終わった。こんなに早く終わるなら、前々から予約すればよかったと後悔した。

 その後は書店に行き、代わりに和が探していた本を買った。そしてこの書店を訪れた最大の目的であるクリスマスのラッピングをしてもらった。その店舗では圧着式の袋タイプのラッピングがあり、それを和は大層気に入っている。去年は赤のサンタ柄が品切れで青にした為、今年こそはと意気込んでいた。無事今年は赤のラッピングを頼む事が出来た。その本は、和が自分へのクリスマスプレゼントにするそうだ。

 その後は、コーヒーを飲みながらぶらぶらとモール内を回った。ふらっと立ち寄った雑貨屋でルービックキューブを見つけ、俺は数十分は熱中してしまった。

 そんなこんなで時間は過ぎ、帰りに二杯目のコーヒーを買って帰宅した。家では残りのコーヒーを飲みながら、このエッセイを書き溜めていた。

 そうしてまた時間は過ぎ、和に交代したのは夕方の17時頃になってしまった。まあでも、その時間からならもう交代はなく過ごせるだろうと思った。

 交代した和は「家だ!」と驚いていた。しかももう夕方である。しかし和に事情を話すと、「コーヒー飲めたならよかったね!」と言うだけだった。そして代わりに買ってきた本を見つけると、とても喜んでいた。

 結果的にはお互い満足する事が出来たので、こんな日も悪くないと思った。

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