表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボーンライフ  作者: ユキ
5/196

クリス十六世とマッサージ

 草原での戦いが終わり街を、魔王軍が占領してから、生き残った骸骨兵達は街の見回りを命令され、その際3つのルールが言い渡された


1.歯向かう者や犯罪者以外には決して手を出してはならず、また、なるべく殺さず捕縛する事


2.困っている人がいたら助けてやれ


3.ついでに街の美化活動をしておけ



 この3つの命令を守りつつ見回りをしている。

 なので今は重そうな荷物を持っていたおばあちゃんを背負いゴミを拾いながら家まで送ってあげた所だ。


 お礼にとおばあちゃんから饅頭を貰ったが、骸骨がそんなの食べれる訳ないだろうと思ったのに、何を思ったのか俺の体はその場で饅頭を口に入れ、食べ始めた。

 驚いた事に口に入れた瞬間、ちゃんと饅頭の味を感じるではないか。

 どうやらこの体は舌も無いのに味覚を感じる事が出来るようだ。


 てか、自分では見えないけど、食べた物は飲み込んだ後どうなっているのだろうか……。



 目がないのに見えて、耳もないのに聞く事も出来、鼻がないのに匂いも感じる。

 更に地面を立つ感触や風の流れる感覚から触覚もあるようだ。かといって食べ物は食べれるけど食欲も無いし、眠気もない。


 見回りを命令されて以来、社畜のように昼夜問わず休む事なく見回りを続けているけど、疲れる事もない。


 どおいう原理かわからないけど、ますます不思議な体だ。


 ただ、一つだけ言える事がある。

 これだけ黙々と働いても給料も貰ってない、健気なこの体を上司の方、誰か労ってあげて下さい!



 命懸けの戦闘させられた直後に休む事なく見回りにまわされて、かれこれ数日間永遠と街を見回り続ける日々。


 とっくに過労死ライン超えてるから!骸骨だからもう死んでるけどね!!


 自分の体だけど可哀想過ぎて心で泣けてくる。


 そんな風に思うのも、自分の体だが自分で動かしてるわけじゃないので完全に人ごとだからだ。


 なんなら体が勝手に動いてくれるので、物思いに浸っている今も体はせっせと見回りを続けている。


 マジでご苦労様です!!




 そんな俺も、こんなバカな事を考えて遊んでばかりいるわけではない! 断じてだ! いや、マジだからね。


 体が見回りをしている間は街の様子を観察したり、街行く人の話を盗み聞きして情報収集もしているし、体を動かす練習もしている。



 盗み聞きして分かった事だが、この街は“ローレン”と言う名前で、″ヤマト王国″の南側の国境付近にあるようだ。


 名称からしてわかるように、ヤマト王国は200年前に勇者として日本から召喚された大和ヤマト 武知タケチと言う人が当時の魔王を討伐後に建国した国らしい。


 どこの小説だよと思ったが、この世界ではたびたび日本から勇者が召喚されているようで、街の様子を見るに、その影響も大いに受けている。



 こうして盗み聞きして話の内容がわかるのも、この国の公用語が日本語だからだ。そして文字も日本語で、ひらがなやカタカナは勿論の事、漢字も立札やお店の看板を見る限り日本で一般的に使われているような物はほぼ使えるようだ。


 街も至る所でそれらしい影響を受けており、特に飲食店はラーメン屋や蕎麦屋、どう見ても大手チェーン店風のハンバーガー屋さんなんかもある。


 この体が食べる事が出来るとわかった今、お腹は空かないが久しぶりにあの味を味わいたい。俄然体を自由に動かす練習にも力が入る。




 体の方だが、あの戦闘で軽装の兵士の攻撃を避ける為に動かせていらい、頑張れば指の先が微かに動くようになった。


 小さい変化に思えるが、全く動かせなかった頃に比べれば天と地程の差だ。


 動かす感覚は掴めてはいるのだから、後はひたすら練習を続けるだけだ! そしていつかは自由に自分の体を動かせるようになって、あのハンバーガーを食べる!




 そんな感じで練習を続けていると見回りはいつの間にか街から領主城内へと移動していた。



 領主城に初めて入った時は前の持ち主の趣味なのか、趣味の悪い装飾品や絵画が所狭しと飾ってあっり落ち着かなかったが、今は必要な物以外全てなくなり、むしろ物が無さすぎて清々しさすら感じる程になっている。


 魔術師様達の話によると、ルカレット様の指示で机などの必要な物以外全て売り払われ、そのお金は今回の戦争で亡くなった兵士の遺族に見舞金として渡されたそうだ。


 何度か見かけたルカレット様はとても美しい女性だが、いつも怖い表情をしており、更に厳しい口調で怖いイメージがあったが、意外と優しい方なのかもしれない。



 物が無くなり歩く音や話し声が反響して良く聞こえるようになった長い廊下を歩いていると、少し離れた所で話している副官のグラス様と部下の魔術師様の声が聞こえたので、体を動かす練習から情報収集に意識を切り替えた。



「戦後処理も無事終わり、このローレンもだいぶ落ち着きましたな。ただ、そうなると今度は暇になってしまって少々退屈ですな」


「ルカレット様は用がないとお部屋から出てこないですから、何か問題でもあればご報告がてらルカレット様のお姿を拝みに行けますが、こうも順調に行ってしまうと報告しにも行けないですね。あまり用もないのに会いに行ってばかりだとルカレット様の機嫌も悪くなってしまいますし。まぁそれはそれで私にはご褒美なんですが」


「グラス殿の言う通り、確かにあの綺麗なお顔が怒った表情でこちらを睨んでくるのもそそられますなぁ、その時は是非、そのまま私の顔を踏みつけて頂きたいですな!」


 どうやらただの変態同士の会話だったようだ。

 得るものは無さそうなのでまた練習をする為に思考を切り替えようかと考えていると会話の続きが聞こえてくる。


「しかし一時のご褒美の為にその後面会謝絶なんてなってしまったら、私達の生きがいがなくなってしまうでしょ? どうしたもんですかねぇ」


「それならどうでしょう、適当な骸骨兵を見繕って魔術の実験でもすると言うのは。丁度良いところに向こうから骸骨兵が来ましたしな」


「ふむ、それなら良い暇つぶしになりそうですね」



 あっ、これヤバい奴だ。


 そう思った所で体が止まる訳も無く、グラス様達の近くまで行くと呼び止められ静止する俺の体。


 この間も逃げる為に必死で体を動かそうとするが、右手の人差し指の先が僅かにピクピクするだけだった。


 万事休すである。



「これはまた大きな骸骨兵ですね、骨もしっかり詰まって頑丈そうですし……、これなら私の重力魔法でどの程度まで圧縮できるか試すのも良いかもしれませんね」


 いやいや、圧死とか痛いし苦しいし中身も出ちゃうから絵面的にもマジで勘弁して下さい。あっ、骸骨だから出る物ないしセーフか、……いやいや、やっぱり無理です!ごめんなさい。


 命令されるがままグラス様達について行く俺の体


 だ、誰か助けてぇ!神様、女神様ぁーー!!



「グラス、ちょっとよいか」


 その時俺の目の前に女神が現れた。



 いや、女神のように美しいが女神ではなく、魔王軍四天王が一人、ルカレット様だ。


 「おぉ、これはルカレット様。ようやくお部屋からお出になられたのですね。なかなか出てこられないから心配しましたよ。それで、このグラスめに何かようでしょうか」


「なに、そこの骸骨兵だか、ちょっと貸してくれないかと思ってな」


「この者をですか? 構いませんがどうされるので?」


「この前の戦争で小間使いにしていた骸骨兵が壊れてしまったのでな、ちょうど替わりになる大型の骸骨兵を探していたんだ」


「左様ですか、前のは大きいばかりで骨はスカスカでしたからね。この骸骨兵は頑丈そうですので多少乱雑に扱おうと壊れはしないと思います。また壊れても新しい骸骨兵を準備しますので、どうぞお好きにお使い下さい」


 話がまとまりルカレット様について行く俺の体。



 これは助かったのだろうか。でも、前の骸骨兵は壊れたとか言ってたし、寿命が伸びただけ? あっ、骸骨だから寿命はないか。


 この体では誰かと会話も出来ないせいか、最早癖になりつつある物思いふけっていると目的の場所に着いたようでルカレット様が一つの扉の前で立ち止まり扉を開け中へと入って行く。




 俺もルカレット様に続き中に入る。中は執務室のようで手前には対談用に机を囲うように座り心地の良さそうなソファが並び、奥には執務用の無骨だがしっかりとした作りの机と椅子が置かれている。また壁際には書類棚や戸棚が置いてある。ただ、それここも必要な物しかおいてなく、この部屋の主人であるルカレット様の性格が良く出ていた。


 ルカレット様はそのまま奥の戸棚の方へと進む。入り口からは見えなかったが戸棚の横には扉がありそちらへ向かうようだ。その扉へ入って行くルカレット様。ルカレット様に続き俺も中へと入る。




 えっ!?


 その部屋を見て俺は唖然とした。


 先程までの実用性重視な無骨な部屋と違い、この部屋は壁紙や家具などはピンクで統一され、至る所に可愛らしい人形が飾ってある。中央にはシャンデリア、奥には人よりも大きなクマのぬいぐるみが座っている三人掛けのソファと、キングサイズはある天蓋付きの大きなベット。全てが可愛らしく、ファンシーな女の子の部屋だったのだ。



 すると、ルカレット様は走り出しソファの大きなクマのぬいぐるみに抱きついた。


「クーちゃんただいまぁ! もう堅苦しい言葉遣いは疲れちゃたよ。あっ、新しいクーちゃんの体見つかったよ! 今回は前と違ってサイズも丁度いいと思うんだ。キミ、こっちに来てクーちゃんを着てくれる」


 この部屋にも驚いたが、ルカレット様のこの変わりように更に驚き戸惑う俺。しかし体は命令を忠実に守りクーちゃんと呼ばれる大きなクマのぬいぐるみの後ろのチャックを開け、中の綿をどかしながら着て行った。



 クマのぬいぐるみを着て気付いた事だが、ぬいぐるみを着ているのに普通に外を見る事が出来る。ただ、クマのぬいぐるみに覗き穴が開いている訳ではない。


 何故なら意識すると中の綿だけの視界に変わり、戻すと綿が透けて周りを見る事が出来るようになるからだ。


 また思考の渦に入りそうになった所で、クマのぬいぐるみを着終わった事を確認したルカレット様が後ろのチャック閉め、そのまま全体をぐるりと触りながら確認しだしたので現実に戻ってくる。



「うん! やっぱり今回の子はピッタリだね! あぁ〜、クーちゃんふわふわで大好き!」


 そお言うとルカレット様は突然俺に抱きつき、俺の胸に顔を埋め顔を擦りながらふわふわを堪能しだす。


「あっ、今日からあなたのお名前はクリス十六世のクーちゃんよ。普段は小間使いとして雑務をしてもらうけど、この部屋にいる時はこのぬいぐるみを着て、クーちゃんとして私のお友達になってね」


 わかりました。今日から俺はクリス十六世のクーちゃん。ルカレット様の小間使い兼お友達です。


 まだ混乱していたが、ルカレット様の命令で途端にクリアになる頭。


 何はともあれ、今この部屋にいる間はルカレット様のお友達でクマのぬいぐるみのクリス十六世としてルカレット様を喜ばせよう!



 今もクマのぬいぐるみを着た俺の胸でふわふわを堪能して幸せそうにしているルカレット様。すると俺の体はルカレット様を抱きしめ返して、なんと頭を撫で始めた。


 するとこちらを見上げて更に幸せそうな表情になるルカレット様。


 ……可愛い。


 今までは厳しく高圧的な印象のあったルカレット様だが、先程の言葉から、どうやらそれは演じていたる姿だったようで、この部屋に入ってからの方が素のようだ。


 今のルカレット様はどこか子供のような愛らしさがあり、その可愛さとそれまでのギャップに俺のハートは簡単に撃ち抜かれた。




「さぁクーちゃん、こっちに来てお話しをしましょう」


 ルカレット様に手を引かれベットへと腰掛ける。そのままルカレット様が話出すが、先程までの幸せそうな表情から打って変わって、悲しそうな表情に変わり愚痴を話し出した。


 愚痴を聞く限り、かなりストレスを溜めてるようで、その原因は部下や他の魔王軍幹部の前で自分を偽っている事にあるようだ。



 どうやら今まで堅い口調や態度をしていたのは、グラス様達に素のルカレット様では他の部隊の魔王軍に舐めらるだけではなく、ひいては部下達も舐められてしまうからと助言されたからだそうが。

 部下達の前で偽った自分でいる事に対する負い目や、ボロが出ないようにと気を使う事、更に過激な服装に対する周りからのいやらしい視線も加わり、他人と会う事自体がストレスになってしまっているそうだ。


 ちなみに、あの過激な格好もグラス様や他の魔術師様達に勧められたかららしい。エロジジイ達である。



 口調や態度はともかく、格好は完全にあのエロジ……、グラス様達の趣味だろうから辞めて良いと思うけど……、そうとも知らずにそんなアドバイスを真に受けて、部下の為にと自分を殺してこれだけストレスを溜めながらも頑張ってるあたり、世間知らずだけど真面目な方なんだなぁ……。


 何とかしてルカレット様の心を癒してあげられれば良いんだが……。


 本当の事を言う事も出来ない今の自分が悔やまれるが、今はただ、途中で泣き出してしまったルカレット様の頭を撫でてあげている俺の体の判断を賞賛してあげたい。



 そのまま1時間程泣き続け、ある程度スッキリしたのか、顔を上げたルカレット様の表情は少し柔らかい物になっていた。


「はあ〜、スッキリした! よし、体もサッパリしたいからお風呂入ってこよう」


 そおいうと俺の目の前でおもむろに服を脱ぎ始めるルカレット様。慌てて顔を晒そうとするが動くわけもなく、一部始終を特等席で見てしまった後、生まれたままの姿となったルカレット様はそのまま入り口とは別の扉に消えていった。



 ルカレット様がいなくなった後も、先程のルカレット様の姿がいつまでたっても頭から離れない。

 服を着ている状態でも強調された胸とお尻からスタイルの良さは一目でわかる位だったが、一糸纏わぬ姿になると引き締まったウエストと、程よく肉付きがあるが、細く長い足とが合間ってより強調され、更に透き通るような絹のような肌とその美貌も加わり、まるで絵画に描かれた女神様が飛び出して来たような神秘的で美しく、女性として完璧な姿がそこにあった。


 今日俺は、幸せ好きで死ぬかもしれない……。

 ただ、一つだけ言わせて下さい……、神様、骸骨兵にしてくれてありがとうございます!!


 それからしばらくは骸骨兵になってから初めてこの姿になった事に感謝し、その幸せを噛み締めていたが、やがてお風呂から上がったルカレット様を見て更なる感謝を抱くことになる。



 部屋に入ってきたその姿は、先程までのエロを全面に出した服装ではなく、上はピンクのフワフワのパーカーでウサミミが付いたフードを被り、中には白いVネックのTシャツ、下は上の同じピンクのウサギの尻尾付きのショートパンツを履いたとても可愛らしいウサギスタイルの部屋着だった。


 しかし、この部屋の持ち主に相応しい可愛いを前面に出した服装なのに、それでも隠しきれない豊かな胸がVネックから谷間を覗かせ、ショートパンツで露わになった長く柔さそうな太もも、そしてお風呂上がりでほてって赤くなった肌とでエロさも兼ね備えると言う、男心を鷲掴みにするような女性がそこに存在していた。


 その姿にこの部屋に入ってから何度目になるかわからないキューピットの矢が俺のハートを撃ち抜く。



「う〜ん、やっぱりこの格好が一番落ち着く。いつもの姿じゃ動きづらいし、恥ずかしくて落ち着かないし、周りの視線も気になって疲れちゃうし、もうずっとこの格好でこの部屋に閉じこもっていられたらいいのに」


 背伸びをしてからそのままベットへとダイブするルカレット様。


 多分本人はこの格好が凄まじくエロいと言う自覚がないのであろう。


「クーちゃん、疲れたからマッサージして」


 ルカレット様にマッサージを頼まれた俺の体はソファーか立ち上がりルカレット様の元へと向かう。


 そこには自分の腕を枕に、ベットにうつ伏せで寝ている状態のルカレット様のあまりに無防備な姿があった。



 先程まで被っていたフードはとれ、アップに纏めた髪により露わになったうなじと突き出たお尻、ショートパンツが食い込んだ太ももが目に入り……、もう俺の理性は旅立ちそうです。


 俺の心情も関係無しにただ言われた通りに動く俺の体は、そのままルカレット様の柔らかな腰へと手を伸ばし、マッサージを始める。


 落ち着け俺。せっかくストレスで疲れたルカレット様の役に立つチャンスじゃないか! 少しでも気持ち良くなってもらう為にも、今の俺に出来る事は、頑張って指の先を動かして振動マッサージのようにして体をフォローする事だ!


 そのままマッサージを続ける体。ルカレット様の体を触る事により興奮を抑えきれない気持ちがあるが、何とかその気持ちを抑え込み振動を加える俺。けど、そんな中ある一つの思いが出てくる。


 こんなただ押したり揉むだけのマッサージじゃ、たいして気持ちよくないし疲労は取れないだろう!



 もみもみ……


 あぁ、違う違う! そこはもっと筋肉をほぐすように!


 ぐっ、ぐっ……


 何やってんだ! そこはもっと深くつかないと!


 グイグイ……


 そこじゃない! もっと上だ!


「クーちゃん、もう少し上の方を押してもらえる」


 ほら見ろ、ルカレット様に言われる前に自分で相手の求めてる場所を見つけてやらないと……あっ! それだと行き過ぎた!


 よくわからないが、機械的にただマッサージをしているだけの俺の体にイライラしてくる。



 あぁ、もう! どうして言う事聞かないんだ! クソッ! 思い通りに動け!


 だんだんとヒートアップしていく思考に自分でも心の底では困惑しているが、それでも止まらないこの思い! もしかしたら前世はマッサージ師だったのかもしれない。プロ魂とでも言うのだろうか。湧き上がる憤りはMAXに近づく。


 モミモミ……


「あははは、クーちゃんくすぐったいよ」


 こんなの本当のマッサージじゃない! こんなマッサージで満足なんかしてもらえるわけないんだろ! 動いてくれ! 動いて俺に本当のマッサージをさせてくれッ!!


 その時、遂に俺の思いが体に伝わり、狙った所に俺の指が吸い込まれていく。



「んっ……」



 ピンポイントで気持ち良い所を押された事で思わず声が漏れてしまうルカレット様。


 狙い通りの場所を指圧する事が出来た! よし! 先程まで触った感じから既にルカレット様の悪い場所は把握している。ここからが……ショータイムだ!!


 ぐっ! ぐっ!


「あっ……そこ、……っン」


 明らかに先程までのルカレット様と反応が変わり、俺が指圧する度に甘い声が漏れ出してくる。それにテンションが上がった俺は、更に力を入れマッサージを続ける。


 もみもみ、もみもみ


「くっ、んっ……あ、……あぁ……いい」


 いいぞいいぞ、これだけほぐれれば、本命のココももう……、イケる!


 グイグイ、グイ!


「……あっ、そこは……んっ、……んんっ!!」


 あまりの快感に少し大きめの声が漏れるルカレット様。



 その後の俺はルカレット様が満足するまで、マッサージを2時間みっちり施行するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ