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超能力者の魔法世界紀行  作者: 富悠
58/103

ー58ー 合流







 組合に向かっていたマキナちゃん達と途中で合流して、一緒に組合に向かう。組合長に報告もする予定だったからちょうどいい。

 

 皆で一塊になって歩きながら、お互いに調べた情報をすり合わせる。



「ゴラオンがそんなことを……」



 話を聞いた感じだとゴラオンが火災の原因なのは間違いなさそうだ。



「ソラの方はどうだったの?」



 僕が考え込んでいるとマキナちゃんが質問してきた。僕が聞いてばっかりだったし今度は僕が調べたことを伝える。



「やっぱり昨日の夜に見たあいつは関わってる可能性が高い。マキナちゃんが火災を鎮めた時に計画の邪魔をされたって苛立ってたみたい」


「その言い方だとあいつを見てた人がいたの? 外壁の上にいたからそうそう目撃者なんていないと思ってたんだけど」


「ああいや、目撃者はいなかったけど異能のちょっとした応用で」


「また? 相変わらず色んなことができるね」


 マキナちゃんが呆れたといった表情でこちらを見てくる。確かに自分でもやれることが節操なしに増えてる気はするけどちょっと心外だ。



「位階が上がってまたできることが増えたんだよ。以前まではできなかったさ」


「前はワイルドベアの倒した時だし、今回は火災だしソラの条件よくわかんないね」


「特別共通点があるわけではないと思うんだけどね」


「狙ってどうにかなるものでもないしそれはいっか。それで? ソラの異能で情報を得たってことはあいつが関わってるのは間違いなさそうなの?」


「うん、あいつの感情の残滓があの場に残ってた。間違いないと思うな」


「感情の残滓?」



 マキナちゃんが不思議そうに首を傾げている。見た目が美少女な分こういう可愛らしい仕草が似合っている。



「そう、その場に焼き付いた強い感情の残り香みたいなのを異能で読み取ったんだ」


「あー、なんか前言ってた意識の動きを感知するっていう奴の強化版?」


「そうそう、そんな感じ」


「なあリン。なんかさらっと流してたけど位階が上がるって結構凄いんだよな?」


「うん、前にも一度上がったことがあるみたいだし、人によっては一度も上がらないこともあるらしいからかなり凄いと思う」



 何やらレン君達が異能の事でこそこそ話してる。そういえばレン君達はまだ異能は使えないんだろうか?



「ねえ、レン君達はまだ異能は目覚めてないの?」


「まだだな、早く使えるようになればいいんだが」


「僕は異能の事を聞いた時にすぐに使えるようになったからなぁ。どうしたら使えるようになるのかちょっとわからないやって話が脱線しちゃった。情報のすり合わせしないとね」



 僕の調べてきたことの話をしてたはずなのにいつの間にか異能の事に変わっちゃってた。本題に戻らないと。



「それで他にはさ、どうもあいつ自分が見つからないと思っていたみたい。僕達に見つかったことによほど驚いたのかそのことも読み取れた」


「確かにあいつ、人に見られないようにする素振りもなかったもんね。そういう異能か魔法使ってたのかも」


「あとはね、どうも火災を起こした理由は古代図書館にあるみたい。どうしてかまではわからなかったけど、古代図書館は諦めるって考えてたよ」


「古代図書館? 燃やしたかったのかな?」


「わかんない、それに転移かなにかで移動したみたいでその後の足取りは掴めなかったんだ」


「そっか、でもまあソラが読み取れたことで充分なんじゃない。普通相手が何考えてたかなんてわかんないんだし。後は組合長に任せちゃおうよ」


「そうだね、僕たちはあくまで一組合員なだけなんだし」



 ある程度調べたので残りの事は組合長に丸投げしようと決めて、多少落ち着いてきた組合の中に入った。




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