出会いと別れの季節。
こんにちわこんにちわ。
四月は出会いと別れの季節だと君は屈託なく笑っていた。恐れるものがないように、世界が全て自分のものだと信じて疑わないような性格の君から、そんな言葉が出てきて私は少し面を食らってしまった。
でも、私は気付いていた。彼はそういう人間でちゃんと物事を考えて生きてるような人だということを。
花見をする人がスクランブル交差点のように道を往来する中、彼から離れないように必死に後に着いていく。彼はおもむろに踵を返して、こちらを見ると「親アヒルに着いてくる子アヒルみてえだな」と馬鹿にしてくる。
私はこの桜がいま一斉に吹雪となって彼の口に詰め込まれてしまえばいいのにと思うけれど、超常現象というのは簡単に起こるものではなくて、頬を膨らますことが彼への対抗策だった。
バックアップできたところまで出します。あとは誰か書いてください。