自己紹介と戦闘
第一話を別のタブで開きながら、交互に確認すると、キャラがわかりやすいかもです!!
(私もそうしました)
「じゃあ、俺から!!」
そう切り出して、俺は自分の自己紹介を始めた。
「俺は佐藤拍真。特殊スキルは『時止』で、時を止めることができる!!まあ、その間に体は動かせないんだけどね」
「おー!!すげぇな!!」
三森が言った。たしか、竹杉と仲がめっちゃ悪い子だ。
「俺は三森誠也。特殊スキルは『負荷』だ。好きな相手に最大で骨折ぐらいのダメージを与えられる。代わりにめっちゃいたいがな。まあ、俺は喧嘩が強いから、特殊スキルなしても戦えると思うぜ よろしくな!!」
三森は茶髪がかった髪で、サラッと見た感じ、たしかに喧嘩が強そうな感じだ。
ん?こいつ最強じゃね??まあ、俺だってやろうと思えば喧嘩ぐらいできるが…
しかも条件無しでダメージを与えられるって相当やばいぞ。
「じゃあ〜この、三森って奴に対抗して言いま〜す 僕の名前は、竹杉才尾。 特殊スキルは『天国と地獄』。選んだ相手に、五:五の割合で、祝福か攻撃を与えるものだよ。これを、どれだけの大きさにするかを決められるんだ。例えば、テンションの上げられるかもしれない代わりに、テンションが下がるかもしれないようにだったり、ヤバいのでは死と回復の二者択一にもできるよ。三森とよりもつよいね〜よろしくね〜」
煽り上手って感じだな。でも、見た感じ、黒い髪に、言葉遣いに、めっちゃ頭良さそうなんだよな〜
え?普通にこんな強いもんなの??てか、こいつも条件なしかよ。
条件とは、例えば触った相手にしか付与できなかったり、視界内に対象がいないと発動できなかったりするように、スキル発動に条件が必要だということだ。
俺も、本質的には条件なしだ。
「じゃあ、次は私がやりますね。私の名前は神崎修です。特殊スキルは『予知』で、一分後から三日目までの未来を見ることができるんやで。しかし、その分体力を使うことになりますので、実際は一日後ぐらいまでしか見れへんと思います」
れ、礼儀正しいーー。ていうか、最後の方、関西弁と敬語が混ざってなかったか?
「もしかして関西から来たのか?」
聞いてみた。
「え…?? 何故、それを…あ、関西弁を使ってもうたからか。上手く隠せへんでのう。両親の仕事の都合上、日本各地を回ることが多くて、いろんな方言が混ざってもうてるんや。どないかせんといかんと敬語使ってたんや」
神崎は見た目は大人しそうな感じで、髪が薄っすらと青く見えるような…気のせいか。
関西弁を使ってる姿は、やっぱ、関西人って感じがするな。なんかそれも含めて…強そうだ。
「そうだったのか!!日本各地を回るってすげぇな!!」
山田がいう。
日本で人間が支配できているのは、関東地方あたりと、近畿地方だけだ。
その間の移動は、魔雑林を通るか、海を渡るしか無いため、大阪旅行なんて夢のまた夢なのだ。
きっと、神崎の両親は旅行会社かなにかなんだろう。
ちなみに、俺が住んでいるのは、群馬県の端あたりで、この村は魔雑林に面している。
神崎がよろしく。といった後で岩山が切り出した。
「はぁああい、次は私がやります!! はい、ジャスティ〜ス!! 私の名は岩山池子なのだ!! 私のことは池崎と呼ぶのだ!! 特殊スキルは『風使い』なのだ!! その名の通り、風を操って、空気砲なんかをうてるのだ!!よろしくなのだ!!」
池崎とよべって、、、あの人か…?
岩山はツインテールの女の子で、見た感じ、サンシャ◯ン池◯のファンなんだろう。
まあ、風使いとは。そういえば単純な攻撃スキルって、これがはじめてだな。
〜使い系統は使い方次第ではめっちゃ強くなれる。
「じゃあ、私も。私の名前は中山亜雪。特殊スキルは『水使い』池子とはいとこで、同じ村出身よ。私の特殊スキルは、水を操るもので、雪だって降らせられるわ。(めっちゃ小範囲なら)よろしくね」
おお、、まさか、いとこなんて!!ふたりとも、攻撃の柱になりそうなスキルだな〜
中山は雪かー。確かに雪女っぽい雰囲気はあるかも。ってそれは魔族か。
と、いうか、スキルって遺伝すんのか?二人も、〜使いだなんて、珍しすぎる。
でも遺伝はしないだろ。だって俺は―――
「では、次は我ですな。我の名は田中魅変だ。特殊スキルは『凝固』だ。気体なら何でも個体へ変化させることができる。ふっ」
田中さん、、、可愛いイメージだったケド…(察し)
まあそんな感じで、他にも山田とか安田、境木も自己紹介を終えた。その後、先生が教室に入ってきて、
「は〜い 次、移動な。校庭集合だぞ」
といってみんなで校庭へ向かった。
先生曰く、次の授業もテストで待ちに待った、体力テストらしい。
*********************************
よ〜し!!ついに!!俺が無双できる〜!!!
「じゃあまず体力測定な はかるのは、瞬発力だ」
「え〜体力は???」
山田が言った。そういえばこいつの特殊スキルは『体力』だったな。
「体力や、それ以外は後の、戦闘テストで調べるぞ〜」
なるほど。完全に理解したぜ☆
「じゃあ始めるぞ〜」
え?今から始めるって――
「うわああ」
先生が、ナイフを投げてきた!!な、な、なこいつ、何考えてんだ!!あぶねぇよ!!
「…そういえば言ってなかったな。俺の特殊スキルは『幻想』このナイフは幻に過ぎない。まあ、俺の考え次第では、当たると痛みを感じるようにもできるがな。そう、それはそれは痛い痛みを。ははっは」
ひぃいいいいいい いや、え???この元ヤン男え??もう先生としての言動じゃないやんけ!!
「いやぁあああーー」
そう思いつつ絶叫して、逃げ回る俺。
ん??まてよ……ああ!!時間止めればよかったじゃん!!
じゃあ、特殊スキル『時止』発動!!
おお…!!ナイフが止まって見えるぞ!!ハイ余裕〜!!
つまり、じっくり考えてよければいいわけだ。
このナイフは前にすすぬだろうから、俺は右へ。
これは左かな?ならもっと右へ。
かんた〜ん!!はい。勝ち申した。おほほほほ
あ、そういえば他の奴らは生き残ってんのか?
そう思い、俺はあたりを見回す。
女組は…案の定誰も…
え!?岩山と田中が生き残っている!?
男はというと、まさかの、全員生き残っている!??
えっ!?俺は最強ではなかった!?
「はーい終わりなー。生き残ったやつは覚えておいたぞ〜」
「私のスキル、こっち系に活かせないんだけど!!」
安田が言っている。まあヒールだしな。
次は何だ!??何が来るんだ!??
「じゃあ戦闘テスト始めるぞー。」
ふっ。こうして俺の無双が始まるのだった。
※彼はザ――俺は最強だ!!
次回予告
ついに戦闘テストが幕を開けた。
俺拍真は最強だと言ってはいるが、その強さは如何に!!
次回《戦闘テスト》