猫の目は逃がさない
諸手に付けられた腕輪
中に埋め込まれた猫の目
暗闇の中でも開かれた瞳
光射す方を示す瞳孔
反して取れる気配のない腕輪
目の守護と導きによる救済
目の誘惑と欺きによる絶望
揺れ動く瞳と動揺を笑う猫
身を止める重い石の匂い
石を溶かし暗闇を増やす宝石の光
少し動けばすぐにぶつかる空間
気付けば消えた座っていたはずの椅子
笑い声が反響し恐怖を植え付ける洞窟
出口には暗闇と共に一鳴きする猫
外れずに腕を取ろうとする輪
笑う猫と笑う俺
光り続け瞳を開ける猫
逃れられないという確信