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悪我識魔王  作者: 木島別弥
第一輪廻
1/8

1、子供にとって自宅の探検は五年かけても終わらないものだ

 苦しみの原因の魔王城。

 魔王城で生まれた少年の空裏くうりは、この巨大な城をいつか探検したいと思っていた。

 魔王城は、複雑に回廊が入り組んでいて、階段がたくさんあり、いくつの部屋があるのかわからなかった。

 通れる道、通れない道があり、開く扉、開かない扉があった。

 地下は深く掘り進められていて、魔王城の地下は地獄を内包するといわれていた。

 苦しみしかない魔王城。


 城の主である魔王の名前は、悪我識魔王あくがしきまおうといった。

 魔王の幹部の名前は、魔蓮華まれんげ地獄主じごくしゅ毒主どくしゅ外道菩薩げどうぼさつ六道偽魔王りくどうにせまおう

 魔蓮華は、よこしまな喜びに浸る怪物。

 地獄主は、地獄を創造した主。

 毒主は、毒を創造した主。

 外道菩薩は、悪を極めて無我に至ろうとする怪物。

 六道偽魔王は、六道のすべてで魔王だと偽称する怪物だ。


 その五人の幹部の上に君臨する悪我識魔王は、衆生を苦しめる大悪人だった。


 空裏は、この城はどうやってできているんだろう、この世界はどうやってできているんだろう、と世界の構造に想いを馳せた。


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