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バカ騒ぎの10.27〜悪者は渋谷を悲しませるのか〜

作者: 杞憂 広矢

皆さん、こんにちは。杞憂 広矢です。

久々に小説を執筆したので、本来、作家でなければならない私はどこへ行ったのかといつも思います。

さて、 今回は、今月で1年が経とうとしているあの事件。とてもひどかったですよね。この内容を少し考察するとともに、私が見たい夢を語っていきたいと思います。

ある意味警鐘を鳴らすようなものでしょうか?

このエッセイを読んで少しでも気持ちが変わっていただければと思います。

「(渋谷の)ハロウィン」。


それは毎年渋谷にお化けやジャック・オ・ランタン、魔女などの定番の仮装はもちろんの事、漫画やアニメのキャラクターの仮装をした人達が集まります。


今年、2018年はハロウィンが土曜日•日曜日でない事もあり、少し早めのスタートでした。

私は混む事を考慮してその場所には行かず、テレビで様子を見ていました。当時のライブカメラはクリスマス•••いえ、サッカー日本代表よりも人混みだったと思います。


2018年10月27日(土)の夜の渋谷で、そのバカ騒ぎは起こりました。


これはあるSNSユーザーが、一本の動画をSNS上に投稿したものです。

そこには悪者の集団が通行しようとしている軽トラックの近くに立って進路を妨害している様子が見られました。その後、何人かの悪者が、トラックの周りを囲んで踊り始め、その後にトラックを数人で横転させました。テレビ局の情報によると、トラックが横転する前、そのトラックの運転手が

「何をする!やめろ!」

と叫んでいたという事です。それでも悪者らは聞く耳を持たず、トラックを横転させました。

運転手はこの事件で被害届を出しました。

今後、悪者らが器物損壊の容疑で捕まると考えた私。その予想は的中し、悪者らは逮捕されました。この逮捕のニュースを見たとき、私は

「(常識的に逮捕を(まぬが)れるわけがない)」

と思うのはもちろん、悪者の

「酒に酔ってついやってしまった。」

という容疑の認め方も言い訳にしか捉えられないように思えました。それならば、お酒を飲まなければいいという話で終わります。


先程も言いましたが、この動画はSNSにあげられ、すぐに悪者らへの非難が殺到しました。実は、投稿したユーザーは、トラックの運転手の関係者である可能性が浮上しました。


渋谷のバカ騒ぎはまだこれだけではありませんでした。

渋谷のある路肩では、大きなセダンと思われる一台の車が止まっており、そこから、運転手の男と思われる悪者が、有名なハッカー集団のような仮面を着けてトランクを開けると、大音量で音楽をかけ、踊り始めました。さらには周りの人に

「一緒に踊らないか?」

と言っているのでしょうか、声をかけていました。夜の中、睡眠されている方にとってはとても迷惑な行為です。


まだまだあります。

スクランブル交差点では、またもや悪者が大きなソフトボールを高く蹴り飛ばしました。この時、交差点の歩行者用信号は青で、車両信号はすべて赤でしたが、ボールは交差点の端で蹴り飛ばしていましたが、幸いにも何も無い所に着地したため、被害はありませんでした。でも、このボールが車に直撃したのならば、ソフトボールだとしても、大きいので、車が(へこ)むことも考えられます。また、別の方向へと飛んでいったのならば、他の人に直撃し、大ケガをしていたかも知れません。


あと、もう一つ。男と思われる悪者がバケツにためた水を、近くのレストランの券売機にかけ、故障させました。こちらの事件も被害に遭った店員が、券売機の近くに設置されている防犯の映像をSNS上に投稿し、悪者に対しての非難が殺到しました。この動画に店員が

「名乗り出てきてほしい。被害届は出さないから。」

というコメントを付け加えましたが、それを見た人からは、

「ちゃんと被害届は出すべきだ。」

や、

「その場しのぎにしてはいけない。」

等というコメントが出てきました。


これらの事件がきっかけで、ネット上では、

「渋谷でのハロウィンを禁止しろ。」

という書き込みがありました。しかし私は、このコメントに対して、気になる返事を見つけました。

それは、

「禁止したい気持ちでいるんだけど、自治体とかがやってる訳じゃなく、自主的にやってるから、禁止できねぇんだよな・・・。」

という返事です。

この渋谷のハロウィンイベント、自主的に開催していると過去に何回か耳にした事があります。

確かに自主的に実施していると、禁止させるのは相当の努力が必要となり、このようなやり取りになるかも知れません。


なお、ここからは私の考え、自作などが多くなります。


A「すみません、今年からハロウィンパーティーをこちらでする事が禁止されたのですが•••。」

B「うるせぇな!こっちは自由にやってんだから、てめぇが止める筋合いなんてねぇんだよ!」

A「警察呼んだほうがいいですかね?」

B「呼んでみぃ、てめぇが(わり)いって言うだろうな、フッハハハハ!」

(Aが警察に通報し、要件を話す)


ー数分後ー


(警察がやってくる)

A「この人です、何とかしていただけませんかね?」

警察:Aに対して「はい、今お聞きしますので、少々お待ち下さい。」

警察:Bに対して「恐れ入ります。通行人の方からの苦情がありまして、こちらにお伺いしましたが・・・」

B「うっせぇな!こっちはなぁ、ハロウィンやれる権利持ってんだよ!」

警察「兄さん、一旦落ち着きましょう。詳しい事は後でお聞きするので。さ、パトカーへ。」

(警察がBをパトカーへ誘導する)

B「何すんだよオラァ!手ェ離せや!」

(何人かの警察がBをパトカーに押し込み、ドアを閉める)

そして、Bは警察に捕まり、警察署へ連行されました。


もう一度言います。このようなやりとりになるでしょう。


・・・さて、ガラガラと話しが変わってはいきますが、私はある日、渋谷のハロウィンについて、一つの夢を見ました。

それは・・・


ある年の10月20日、ハロウィンが近づいてきた時のことです。

私は、渋谷の区長がいる建物へと失礼しました。

そこで区長の代理人に

「ハロウィンの件でお話に伺ったのですが、区長さんはいらっしゃいますか?」

と聞きました。代理人はすぐに、

「区長ですね。お呼びしますので少々お待ち下さい。」

(おっしゃ)いました。

数分後の事です。

代理人がある人と一緒に私の所へ来られました。ある人とは、そう、区長さんです。

区長さんは、

「お客様、どちら様でしょうか?ご用をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

と私に尋ね、私は、

杞憂 広矢(きゆう ひろや)と申します。ハロウィンパーティーの規制をお願いしたいとこちらに参りました。」

と話しました。

「パーティーの規制ですか・・・。なるほど、最近荒くなっていますからね。」

と区長さんが仰ると、

「仰る通り、荒くなっていて困るので・・・。」

と私は共感しました。

「いくつか規制の例はございますか?」

と区長さんが尋ねると、私は規制の例を簡潔に書いた一枚の紙を渡し、

「こちらが規制(その)例となります。」

と言いました。区長さんは、その紙をじっくりとご覧になり、

「ふむ・・・素晴らしい例だな。」

と共感されました。

そして、翌年、屋外でのハロウィンパーティーを規制する法が施行され、渋谷区が定めた場所のみで、ハロウィンパーティーを行うができ、各会場には監視役や警察官が5人ほどいました。

また、迷惑行為を禁止する看板も各会場の入口に大きく設置され、棒など、登りかねない物には『登るな!』『登らないで下さい。』など大きくシールが貼られました。


・・・以上が私の見た夢です。

私自身、最近、「バイトテロ」と呼ばれるアルバイトの人による不適切な動画、有名なSNSのひとつ、「Instagram(インスタグラム)」で人気の「インスタ映え」の過剰(かじょう)反応なのか、若者の迷惑行為によって建造物が補修や撤去、何万台ものスピード違反の車など、マナーを守らない人が多い気がして大変困っています。

ハロウィンパーティーはしっかりとマナーを守って存分に楽しみたいものですね。

今、私達がハロウィンパーティーを行うにあたってできることは、

・ミラーや棒などに登らない、人に暴言を浴びせたり、暴力を振るわないなど「常識」のルールを調子に乗りすぎても、お酒に酔っても、「いつも」身につけること

・良い人を見習っていき、善を尽くすこと

など色々あるでしょう。

私が言うには少し抵抗がありますが、皆さん、ちゃんとルールやマナーを守って、警察沙汰にならないよう、一人ひとり、楽しい人生を作り上げていきましょう!

お読みになっていかがでしたでしょうか?

このようなことがまた、今年も起きるかもしれません。私も、二度とこのようなことが起きないように願うばかりです。

皆さん、くれぐれも警察沙汰にならないよう、今年のパーティーを存分、お楽しみ下さい!

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