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5 外交Ⅰ

これはフィクションです。


実際はここまで酷くないと思いたいです。

 「ん!?N国の首相が会談に来た?誰だ、そいつは」


 「大統領選で対立候補に媚びを売りまくり先日こちらに平謝りを入れてきた人物ですね」


 一連の騒動も表面的には沈静化し大統領官邸の執務室の自分の椅子にふんぞり返っていたジョーカー大統領が秘書官の読み上げるスケジュールに疑問の声を上げた。


 「ああ、あのチワワのような情けないヤツか。そうかN国の首相だったか。今までの無能大統領が割り引きしてやっていた合衆国の駐留軍が他国に睨みを効かせている用心棒代の全額支払いの確約に来たんだな」


「いえ、それが・・・、事前協議では全額の支払いは無理と・・・、あまつさえこちらにこれまでの交渉を遵守した関税自由化協定の批准履行を求めてきたそうです」


 「なんだと、負け馬に乗っておいて負けたら乗り替えられるとでも思っているのか、何様のつもりだ!」


 「どうやら歴代政権交代した時と同じ対応を期待しているようですね」


 「そんな訳あるか、これまでの無能どもと一緒にするな!」


 「では会談をキャンセルしますか?」


 「いや、待て。直接会ってどやしつけてやろう」


 かくしてブルドックとチワワによる悲喜劇の幕がきって落とされるのであった。

続きます。

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