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実況してたら、トリップしました(汗)  作者: 橿原 錬
第一章
3/13

いきなりのバグ!?


 ――……朝6時。


 カーテンから差し込む太陽の光が嫌に鬱陶しくて、俺は一時間だけ眠りについたあと、目が覚めた。


 アルファースは眠っているようで起こさないように、俺は朝飯を買ってくるため、近くのコンビニに向かった。



 ――……近くのコンビニに着いた俺は、お握りとカップ麺を沢山購入した。店員から変な目で見られたが……。


 家に帰っている途中、スマホの中から聞き覚えのある声……。ツンツンしていて一切デレがない……あの声……。


『ちょっと!いきなり出かけるなんて酷いじゃない!!』

「アルファース……」


 そう、ぐっすりと寝ていたアルファースだ。


「すやすやと気持ちよさげに寝ていたから、起こすわけにもいかねーだろぅが」


 耳にスマホを当てて、いかにも電話をしています的なオーラを出している。


『起こしてくれるぐらいしなさいよ!』

「だが、断る☆」

『ムカつくわね』

「お、誉めてんのか?いやぁ、あはは」

『誉めてないわよ、バカね』

「素直じゃねぇな、おい」


 こうやって話をしているが、周りから嫌な目で見られているのは事実極まりない。ひそひそと会話されているのが、うざく感じる。朝方だが、人がいるのは確かだ。


 朝の運動とか犬の散歩とか様々で、俺を見ているのはそのような人達に加え、おば様方が見ている。胸糞わりぃ。



 そんな会話をしているなか、俺は家についた。玄関の扉をあけて、階段を上り、一番奥の部屋の扉をあけて、パソコンだらけの部屋につく。俺の部屋だ。


 机が3つのパソコンで囲まれているように置いてあるとこに、俺は椅子に腰かけた。


 そしていつものように、パソコンを開く。インフォメーションとかが来ているかの確認を、朝のうちにやるのが俺の習慣となっている。


「アルファース、インフォメーションとか、メールは届いているか?」

『何であんたなんかに……』

「早く言え」

『はいはい……。インフォメーションは1件もないわ。メールは勧誘のお知らせとか、……あ』

「ん?」


 アルファースは、言うのを止めて、アルファース本体がいるパソコンの中をじっと見つめる。


 バグか?なんて思ったが、俺は失敗なんてしたことない。あ、したことあるわ。高校のときか、あはは……。ヤベェ……すげー悲しい。


『……錬。貴方に勧誘以外のメールが届いているわ』

「ふーん?……え?……開いてくれ」

『え?いいの?昔の友達かもしれないわよ?』

「いいから開け」


 俺がわざとやったドス低い声でアルファースを脅して、メールを開かせた。


 ――すると……。








「『なにこれ』」


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