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実況してたら、トリップしました(汗)  作者: 橿原 錬
第一章
2/13

実況したら、眠くなるのは当たり前!


 俺は実況動画をつくり、色んな動画サイトにアップしている。例えば有名なやつでいくと、ホラー系統のやつ。


 ホラー系統は大体、攻略法を見つければ簡単である。鬼が追っかけてくるとか、美術館的なやつとか……。様々だ。


 まぁ、俺がやっているのは、俺自身が勝手に造ったゲームである。名前は【ゴースターズ・サバイバル】だ。


 俺がやるためだけに造ったから、非売品である。


 この【ゴースターズ・サバイバル】は、ゴーストが追ってくるゲームで、主人公がそのゴーストから逃げながらサバイバルを行っていくゲームである。


 言葉で言えばなんとでもなるが、いざやると、難しい。よく自分は造れたな……と、見栄をはってしまう。


 ゲーム用のパソコンを起動して、そのゲームのソフトを入れ込む。マイクをパソコンのコードに繋ぎこむと、俺は【続きから】を選択して実況画面に移した。


 ここからが生放送。ニマニマ動画にアップされるのだ。


 画面を見ると、横に流れていく文字が出ている。視聴者様に感謝だな。


 さぁ、ここからが正念場だ。


「えー……。夜中の10時。今からpart2をやります。はい……」


 マイクに向かって、喋りかける。アルファースは、いつものように、ウィルスに感染されないように、ウィルス対策チップを埋め込んでいる。


「今日は、五日目が終わったところから、やりましょう。俺が造ったやつだけど、攻略できるかな……?」


 こう言うと、画面の中にある横に流れていく文字の中で、『スゲーww』や、『自分で造るとか暇人じゃんかwwwwww』など、コメントが書かれていたり、草が生えている。


「んじゃま、始めましよ」


 ――……カチッ。


 マウスをクイックしてスタートだ。迫りくるゴーストを倒したり、逃げたり、鍵を見つけたり……。一般的なホラー系統のゲームを存分に実況しながら、楽しんだ。




 ――そこから、3時間経って、時間的にダメな時間に突入してしまったから、今日はここまでとなった。


「時間になってしまったんで、今日はここまでになります。ひとまず、これを編集してから、他のサイトにアップします。短縮されたやつが見たい人は、ぜひこちらに」


 と言って、俺は何も書かれていないコメント欄のところに、そのサイトのURLを載っけた。


「それではまた、来週ー」


 ――……ブツリ。


 セーブをきちんとしてから、電源を落とした。そのゲームのソフトと、編集用のソフトを取りだし、俺は4時間も掛けて、編集に取りかかった。



 ――……俺がちゃんと眠りについたのは、朝の5時だった……。

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