表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
囚われアリス、  作者: 葉山 樹
1/11

 御挨拶、



 ドキドキ、と心臓が五月蝿いほどに高鳴る。


 …ここだけ聞くと胸キュン恋物語の始まりに聞こえてくるが、全然、そんなフラグは立たない。


 有栖川(アリスガワ) 亜理沙(アリサ)……、この物語の主人公である私の両親は、もういません。


 母は、小一のときに病で亡くなったし、父は会社が倒産したと思ったら、借金を残して、雲隠れ。この一ヶ月、警察と一緒に探して、見つかったときには川原で冷たくなってた。


 つまり、私は天涯孤独なわけです。寂しい? そりゃあ、心に穴がぽっかり、空いている様な気がしますが、動かなきゃ、生きていけないのでその穴は無視してます。


 …、

 いい加減に現実逃避はやめましょうか。さすがに人様の家の前で一人で脳内自己紹介やってるのはアウトでしょう。


 でね、私は、その父親が金を借りていた所から、手紙が来て、呼び出されたので、そのまま、どうすることも出来ないのでやってきたわけです。


 まあね、父が金を借りてた所ですから、怖い所だろうなあ、とは思ってましたけど、こんな露骨にヤバいオーラが出てていいの!?






***





やっぱり、金が借りれる所って怖いようです。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ