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LOST ANGEL(BB)

まぁヤンデレというか精神を蝕まれちゃった人の書く詩ですね。

天使が消えた日は

どこか遠くで誰かが泣いていて

届けられた手紙を読み上げてやれない事を

悲しく想う


天空の女神は悪戯な遊戯に耽っていて

僕らの事を見つめてくれない

だから涙の洪水はとめどなく溢れ

溺れ浮き上がれない


天使が消えた日は

どこかあずかり知らぬ所で炎が燃え盛っていて

焼け焦げた香草は

何とも言えない悪臭を醸し出す


天空の女神は悪戯な遊戯に耽っていて

僕らの事を見つめてくれない

だから白夜はいつまでも終わる事無く

白々しいほど眠れない


LOST ANGEL 

LOST ANGEL

天使が消えた日

子供達はその足跡を探しに旅に出た


信じていたものに裏切られた時

人は絶望という斬頭台の前に立ちすくみ

記憶をせめて金庫の中にしまい込み

己の存在を残そうとするが・・・


それは諦めと言う名の刻まれた石碑に似ている

死に至ろうとする時誰もが経験する祈り

それが届かない 天使が消えた日

遠くで誰かの首が飛んだ


群衆は次は私の番かと恐れおののき

我先に逃げようとする

その先には何処まで行っても斬頭台が

無限に連なっている


信じていたものに裏切られた時

人は絶望という絞首台の上で震え上がり

孤独という名の最終列車の終点で

車掌さんが夢から起こしてくれるのを待っているに違いない・・・


LOST ANGEL 

LOST ANGEL

天使が消えた日

世界は闇に包まれ希望は刈り取られた 悪魔がはびこった


天空の女神は悪戯な遊戯に耽っていて

僕らの事を救ってくれない

せめてもの反抗もその美脚の先の爪のペディキュアに

微かな傷跡しるしを残すに過ぎなかった


僕らに術はないのか 本当にないのか

助けてくれ 神よ 

いるのだろう声を聞かせてくれ

悲痛な嘆きの叫びを 


僕らに術はないのか 本当にないのか

助けてくれ 神よ

いるのだろう声を聞かせてくれ

悲痛な嘆きの叫びを


世界の中心でぐるぐる回る竜巻のような疾風迅雷の勇者が

現れ獅子奮迅の戦いをしたが

愛するカミという者を失って酒に耽る女神に負けて

死んだ 


LOST ANGEL 

LOST ANGEL

天使が消えた日

僕らは老人の様に無力だった


旅に出た子供達はみんな戻らなかった

あまりに無垢すぎた ファンタジックな世界に

囚われ精神を破壊されてみんな廃人になった

希望のあかりはこれにて終焉を迎えた 語り部は黙った

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