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ラテンと龍とヨーロッパ寄せ鍋…67歳のじいさん 世界史落語

作者: 徒然生成
掲載日:2025/11/14

✦『ラテンと龍とヨーロッパの寄せ鍋


──67歳じいさんの世界史落語』

(落語風・令和地政学エッセイ)



---


【一】プロローグ


― 67歳じいさん、世界史を“カステラで止めたまま生きてきた”


初老のじいさんは、

世界史と言われても、こんなイメージしかない。


● 鉄砲持って種子島に来たポルトガル人

● カステラを焼いてくれた南蛮人

● 出島に来たザビエル(宗派は全部同じに見える)

● ヨーロッパは“欧米人”で全部ひとまとめ

● スペインとポルトガルの違い?

 「双子みたいなもんじゃろ?」


…これがじいさんの“世界史のぜんぶ”。


だから昨今、

スペイン国王夫妻が習近平さん夫婦を満面の笑顔で迎えているニュース を見ても、


「なんで中国とスペインなんじゃ?」

「なんでフランスやドイツやイタリアや無いんじゃ?」

「スペインはアメリカに怒られるのかのぅ?」

「なにを企んどるんじゃ習さんは?」


と、頭は真っ白。


そしてこの“歴史音痴”は、

そのまま学校を通じて Z世代にも引き継がれてしまった。


Z世代は声が出ない。

方向音痴になっている。

地政学なんて聞いたこともない。


しかし――

この「無関心」こそが、

世界を読み誤らせる最大の原因になっとる。



---


【二】落語の幕開け


― 「ヨーロッパは一枚岩じゃない。寄せ鍋でございます」


(扇子パチン)


へぇ〜い、どもども。

今日のお噺はこうじゃ。


「ヨーロッパは一枚岩と思いきや、

実は“寄せ鍋”でございました。」


ドイツ → 勤勉と規律

フランス → プライドとファッション

イタリア → 酒とパスタと恋

ギリシャ → 破産とワインと昔話

オランダ → 商売の鬼

ポルトガル → 海の旅人


そして…


スペイン → ラテン帝国の親分


EUは“家族”やない。

互いが牽制し合う寄せ鍋 なんじゃ。



---


【三】スペイン=ラテンアメリカ6億人の親


スペイン語圏は 世界6億人。

ドイツにもフランスにも絶対に持てん“巨大後背地”。


中国の習近平さんは、ここを見逃さんかった。


なぜか?


「スペインを落とせば、

 ラテンアメリカ6億人が“中華の味方”になる。」


これが地政学の真意じゃ。


アメリカの“裏庭”を

中国がそっくり押さえるということになる。



---


【四】EU 崩壊の匂いとスペインの不安


今のヨーロッパはボロボロ。


● EVは中国のBYDに惨敗

● ハイブリッドはトヨタに勝てず

● ネットはGoogleに支配

● 服はSHEIN

● 自動車産業が倒れ、戦車製造に逃げる

● 移民問題で暴動多発(特にフランス)

● イギリスはEUから逃げ帰った


ドイツでは 徴兵制の復活 すら議論されているほどじゃ。


スペイン・ポルトガルでは 停電多発。

国民は不安で揺れ、政府不信も加速。

「ロシアのハッカーじゃね?」と囁かれとる。


そしてアメリカが関税で自国を守り始めれば――


スペイン人はこう考える。


「アメリカが閉めるなら、

 中国と組むしかないよなぁ…?」


この気持ちを誰より理解したのが、

習近平さん だった。



---


【五】習近平さんの“三つの矢”


(扇子パチン)


● 一の矢:EUを“バラバラ”にする


独仏の中心ではなく、

“外側”のスペインを味方にしてEUの結束を崩す。


● 二の矢:ラテンアメリカ6億人を背後に


スペイン語圏はアメリカの裏庭。

ここを押さえれば、

中国は最強の外交カード を握ることになる。


● 三の矢:スペイン人の“外資ウェルカムDNA”


スペインは外からの投資に抵抗が少ない。

中国にとっては最高の入口。


習近平さんはこの三つを理解して、

スペイン国王との晩餐会に踏み切ったわけじゃ。



---


【六】67歳じいさんとZ世代へ


― 「世界はカステラの続きなんじゃ」


種子島に鉄砲が来て

日本の歴史が変わったように、


今も世界は

スペインから静かに動こうとしている。


じいさん、

スペインは“観光の国”じゃないんじゃ。


Z世代よ、

ヨーロッパは“ひとまとめ”で済ませられる存在ではない。


日本人の平和ボケと歴史認識の甘さは、

世界の変化を丸ごと見逃しとる。



---


【七】ベネズエラの黒い海の上で


― アメリカの“もう一つの戦”が始まっていた


(扇子パチン)


さてさて。

今日の締めは、ラテンアメリカの“裏の顔”。


スペインと中国が晩餐している裏で――

アメリカ(トランプ)が動いていた。


ベネズエラ。

世界最大の石油埋蔵量を持つ国。


その沖に、今アメリカが

大規模艦隊を展開しとる。


理由?


「ここを中国に渡すわけにゃいかん。

 アメリカの裏庭、取られちゃならぬ!」


アメリカの本音じゃ。


EUの崩れ、

スペインと中国の握手、

ラテンアメリカの奪い合い――


全部、

ベネズエラの黒い海で一本に繋がる。


しかし日本は知らん。

テレビにも出ん。

新聞もスルー。


日本は平和ボケのまま、

ポイント還元や増税の話をしとるだけ。


しかし世界は、

その黒い海で静かに動いとる。



---


【八】落語のシメ


― 「日本よ、歴史の渦の真ん中で寝るんじゃない。」


(扇子パチン)


日本よ。


カステラで歴史を止めるな。

世界は今も、

龍(中国)とアメリカ の間で

大きく揺れ動いとる。


67歳のじいさんはテレビを消し、

世界地図を広げてつぶやいた。


「わしら日本人は、

 もっと世界を知らなきゃいけんのぉ…。」


ベネズエラの黒い海で、

アメリカ艦隊が静かに波を切る。

――上陸も辞さない構えじゃ。


その音が、

日本の未来に届く日は近い。


――続く。

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