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魔王様、転生したら神父でした~宿屋とアイテム屋も味方です~

作者:林 真人
我は魔王、バルゼウス。かつてエルヴァーンの大地を震わせ、勇者どもを恐怖に陥れし者である。
されど、勇者の一撃により我は敗れ、あえなくこの世の役目を終えた……と思われた。

しかし、死は終わりではなかった。輪廻の輪に魂を預け、我はこの世界に再び降り立つ――ただし、かつての力も城も軍勢もなく、白き服をまとい、神父として町に存在している。

そして、忘れるなかれ。側近たちもまた、この世界でNPCとして転生している。
かつての魔王軍参謀は、24時間365日、一晩寝れば全回復する謎の宿屋として。
かつての司令長官は、無限の在庫と裏技のごとき策略で勇者を惑わすアイテム屋として。

この町――ノーマリア――は一見、どこにでもある平凡な街である。だがその陰には、かつて我らを打ち破った勇者たちを支え続けた、無限の力を秘めたNPCたちの存在があったのだ。

今、勇者の末裔がこの町に現れる。最初は英雄然として民を助けるであろう。しかし時間と共に、彼らの性格は次第に歪み、クズへと変貌していく……それも我らの計画の序章に過ぎぬ。

我々が敗れた理由――それは勇者が強かったからではない。陰で支え、死んでも蘇らせ、補給を絶やさず、永遠に守り続けたNPCたちの存在であったのだ。

ならば、逆に考えればよい。
その力を我らが掌握すれば、勇者も末裔も、かつての我が敵も、すべては我が手中に落ちる。

さあ、再び世界は動き始める――魔王、神父、宿屋、アイテム屋。
そして、勇者たちは知らぬうちに、自らの破滅への道を歩むのである。

これは、かつて敗れた魔王たちが町の陰の力を味方に、勇者たちに復讐する物語。
笑いあり、毒舌あり、そして策略あり――かつてない復讐コメディの幕開けである。
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