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「無理に選ぶならそれしか選択肢がないんだよ。俺にだって罪悪感くらいあるさ。悪魔じゃないんだ。」

「身勝手なだけよ。子供みたいに欲しいものを欲しい時に強引に手に入れて、いらなくなったら見向きもしない。簡単に捨ててしまうのよ。」


自分の常識で批判しても無意味であることは、ソノにももうわかりかけていた。


「いらなくなったわけじゃないよ。俺が捨てたわけでもない。パメラがどうしても決めろと・・・」

「この期に及んでパメラのせいにするの?!」


エドアルドの話を遮ったソノは、自分でも驚くような怒りが湧いているのに気づいた。思いつく限りの罵声を浴びせてみるが、エドアルドのつぶやきに言葉が止まった。


「・・・子供が生まれるんだ。」

「えっ?ジョエルに?・・・パメラは知っていたの?」

「いや、知らないと思う。」


もし理由を知っていたら、苦しみが和らいだだろうか。それとももっと苦しんだだろうか。


「・・・パメラを破壊したのだから、せめてジョエルだけでも幸せにすることね。」


ソノにはこの美しい仮面をつけた男を打ちのめすやり方がわからなくなった。自分が歯がゆくもあるが、一方でパメラの選んだ行く末だったのだろうと観念する。子供が息づくことで、パメラはエドアルドとの人生から押し出されたように見えた。


「あぁ・・・」


エドアルドは手にしていたパメラの油絵を再び壁に立て掛けて、ゆっくりと部屋を出て行った。愛し合ったパメラの熱を思い出す。二人が烈火のごとく抱き合って溶けた時を思い出す。愛していた。疑いはない。愛することに間違いがあるのだろうか。俺が滅ぼしたのか。街には色がない。パメラの色が恋しい。


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