秋のソナタ
秋のソナタって、スウェーデンのベルイマンが監督した映画だ。
「冬のソナタ」ってそこからとったんだ。
あれって、恋愛ドラマだけど、恋愛ドラマってそんなに、論理的じゃないよね。
僕は彼女としゃべってた。
僕「男女って夏に恋に落ちるといわれるけど、秋になってさみしい気分になって、お互い男女が魅かれあうんだよ」
彼女「なんでそんなこと言うのん?」
僕「いやあ、歌とかそういうのが多いじゃん。」
彼女「例えば」
僕「キャロルの『夏の終わり』とか、永ちゃんの『引き潮』とかよ」
彼女「永ちゃんばっかりやん」
僕「永ちゃんのそういうとこがええねん」
彼女「そういや、あんたなんかさみしそうやな」
僕「パソコン壊れてん」
彼女「なんや、パソコンぐらい。しかりしいよ」
僕「そういやあ、テレビも見いひんなあ」
彼女「何見てるの?」
僕「スマホやな」
彼女「なんで、これ今この文章今打ってるのパソコンやん。パソコンなんか買い換えたらええやん」
僕「元のデータ戻ってけえへんやん」
彼女「新しいデータ作ったらええやん」
僕「どうやって作るん?」
彼女「歌ったり作ったりして作ればいいやん」
僕「そんなに簡単にいかへんとおもうで、おいらは」
彼女「まあパソコンだけが人生違うよ。二人で須磨の浜でも歩こうよ」
僕「なるほど、それで秋のソナタを二人で歩くわけか?」
彼女「スマホかて壊れるし、修理したら仕舞やん。」
確かに秋の砂浜を二人でゆっくり歩いてるととてもいい気分だ。
パソコンなんかどうでもいい気分だ。
やっぱりスマホが快適に感じる気分だ。
僕「こうやってしゃべってる方がいい気分だね」
彼女「そうよ」
僕「テレビなんで見いひんの?」
彼女「映画とか見るわ。今、小津安二郎とかやってるわ」
僕「古い」
彼女「古い映画はパソコンで見たりするわ」
僕「やっぱりパソコン見てるんやん」
彼女「ちょっとだけやで」




