それはまるでボロボロのサイボーグ
それは、まるでボロボロのサイボーグ
腕も配線がむき出しで
足は取れそうにねじ曲がって
でも、それでも僕は
それが、好きだったよ
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空はどこまでも突き抜けそうに青くて
消えてしまったそれらは、いつまでも大事なものとして
それだけで、構わなくて
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世界は、どこまでも真っ直ぐで
ねじ曲がってなくて
君の中の透明なその世界に
届かないそこに
いつしか憧れてた
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ボロボロのサイボーグの腕も取れそうな足も
君が大事にしていたことを知っていたから
僕は、きっと好きになった
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どこまでも抜けそうな青空に
精一杯身体を投げ出そうとするみたいに
水面の上、身体を投げ出して
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