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パンツかぶったら呪われた  作者: パンツ大将軍
9/9

一枚も二枚も変わらないよね

シリアスが息絶えました


後書き追加

「なぁ」


「ん?」



 話を終えたネズ公が、恐る恐る問いかけてくる。



「アイツのこと、嫌わないでもらえるか?」



 こいつアホだな。



「アホか」


「なっ、こっちは真剣に」


「俺はエルにパンツを貰った!」


「は?」



 何言ってんのコイツみたいな顔をされる謂れはないのだが。



「俺は恩は必ず返す」


「字面だけ受け取りてぇところだな」


「パンツの恩はパンツで返す!」


「心配になってきたわ!」



 さっきからハムスターのくせに失礼な奴だ。



「本当に大丈夫かコイツ…………」


「ハムスターのくせに失礼だな」


「さっきから聞いてれば…………少しは年上を敬わんか。5万年生きた経験を伝授してもいいんだぜ」


「……熟成肉」


「お前なぁ~」












「安心しろ。エルが何者であろうと関係ないさ」


「……」


「エルの貞操は俺が守る!」


「お前が一番心配なんだよォ!!!!」




 失礼な













 気がつけば、この空間一帯が薄い膜のような結界に覆われていた。



「おわた」


「グルゥ」



 一仕事終えたエルと狼が戻ってくる。パンツを一丁その手に。



「お疲れエル。で、そのパンツはどうした?」


「けっかい はったら ふってきた」



 結界張ったお礼がパンツとは。



「ネズ公、戦神は女神だったのか?」


「嫌な予感がするぜぃ」


「答えろ」



 ネズ公をガッシリと両手で捕まえる。



「え、えらい別嬪さんだっt」


「エル。俺にくれ」



 狼が後ずさった気もするが、些細なことだろう。



「………………………………はい」


「ふおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」



 手渡されたそのパンツを、既被パンツを頭にずらしてから、顔を覆うように被る。






















「ワシ、頼む相手間違えた?」


「わふっ」


「やっぱり きもい」


















 ――――これが桃源郷だったのか。















「すまない。取り乱した」


「そう思うなら、外したらどうだ」



 謝ると、呆れたようにネズ公が指を指す。













 あれ、外れんぞ?















「お前、まさか………………」


「……………………………………………………………………呪われた」







「ふっ」




 エルに笑われた。













 ちょっと興奮する。












「まぁ、一枚も二枚も大した差ではない! 呪われたと言えば合法的に被れると思えば、むしろ喜ばしいしな!!」


「まいなす ふりきっただけ」


「わふぅ」











「あ ゲイル わんこーのなまえ よろしく」


「わぅっ!?」


「……今の状況にコイツに頼むたぁ、エルは将来大物になるぜぇ」


「それほどでもある」






 閃いた






「エルとゲイルからとって、エイルってのはどうだ?」


「!」



 ワオオオオオオォォォォォン―――――――



 よほど嬉しいのか、雄叫びを挙げるエイル。













「なぁ、やっぱりワシのも……」


「……………………思い付いても、ハムハムぐらいしか」


「ねずこーは ねずこー」





 諦めろ

次回、森を抜けます(多分)

新ヒロインもそろそろです


ちなみに現在の戦闘における力量は

エイル>エル>>>>>>ネズ公>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ゲイル

となっています。


ネズ公+ハムスター→ハム公→ハムハム

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