唯我独尊
(*´ー`*)今後ヒロインは二人増える予定です。
なお、プロットが存在しない模様。
「あいつら来てるかな?」
川の近く、草の群生地に来て辺りを見回す。
「ん…………今こっちに向かってる」
「じゃあ待つか」
川沿いに座りつつ、パンツ鑑定を行いながら草を見渡す。
すると、
セイ草
多くは語るまい。
においを嗅ぐだけでも効果大。
多用するとブレイクや不能化の可能性あり。
………………少し持っていくか。
形や色だけでなく、感触まで卑猥だった。うれしくない。
「きた」
しばらく寝転がっていると、エルが立ち上がった。
続いて起き上がると、上流から流れてくる狼と
――――その口の中から尻尾だけでてるハム公が来た
「ね、ねず公ーーー!」
扱いの悪さに親近感を感じるのは何故なのだろうか。
「わんこー はむこー とおくにいく いっしょにきて」
狼がハムスターを吐き出すと当時、エルがそう言った。
「いいぜぃ」
ん?
え?
しゃべべべぺべべ!?
「なぁに面白い顔しとんじゃ」
「シャベッタァ!?」
「知らんのか?公星は、喋るぜ」
そう言いながら、右前足を目の上の辺りに当ててから前に突き出すような仕草をする。
(ハムスターがやってもかっこつかないなぁ」
「侮辱しとるんかワレェ」
「滅相もありません!!」
こわっ
「つかれるらしい だから ふだんは だまる」
「へぇ、そうなのか」
「あぁ。よろしく頼むぜ」
………………………………声渋いな。
「それで、えっと……ポチ?」
ドッ
「おげっ」
体がでかいせいで、小突きの威力がすごい。胃が出るかと思った。
「わんこーは ぽちよび きらい」
「前に、そう、呼んで、なかった?」
「きのせい」
目をそらさないの
「それで、君はどうするんだ? 俺たちと来るなら、ここを出ていくことになるけど」
狼は、首を横に振った。
「そっか、今日でお別れになっちゃうな」
「ま、祠を守らなきゃいけねぇからなぁ」
ねず公は事情を知っているのか、驚いていないようだ。
「ほこら?」
「嬢ちゃんも知らんかったのか? そいつぁ、この森の神が眠る祠の守護者なんよ」
「へー」
祠の守護者は、神の眷属でもある。
彼らは強い力を持っているが、使命を果たすために与えられた力であり、使命を果たすか、任から外れると力を失うと言われている。
「初めて見たな」
「そらまぁ、何処にでも居るような奴らじゃぁねぇからな」
「ん わかった」
そう言ってうなずく。エルも納得したようだ。
「そうだな。辛いかもしれないけど、相手にも事情g」
「ほこらに てをくわえる」
「っておい! 納得したんじゃ!?」
「きづつかないなら いっしょ」
「あんないして」
「わうっ」
狼はエルと俺とねず公を背にのせて川沿いに上流側へ歩き出した。
「…………それでいいのか?」
「……ま、いいんじゃないかぁ?」
やはり、どことなく諦めたような雰囲気のねず公に親近感を感じながら、もうどうにでもなれと思うのだった。
「そういえば、こいつの名前は? ワン公なのか?」
「ううん つけてあげて」
「お、じゃあワシのも」
「ねずこーは ねずこー」
そんなに見つめられても、ねず公から変わらんぞ。諦めろ
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