文句なしの紳士
(゜ロ゜)続いたよ(驚愕)
というか、昨日の俺はなんという物を残してしまったのか
ふと気がつくと、外は薄暗くなっていた。落ち着き過ぎて寝てしまったようだ。
一年ぶりのまともな寝床だったためか、体の調子が良い。それにパンツを被っていても息苦しくなく、弊害は今のところ一つも無い。
パンツはこれ以上悩んでもどうにもならない。これからのことを考えるか。
妙に小綺麗な小屋だが、水も食料もなければ、火を起こすための薪すらない。人が住んでいるようには感じられないから、しばらく借りることにしよう。
「そういえば、近くに食える草が生えていたな。川も近いし、必要なものを集めてくるか」
今度は迷わないよう、木に印をつけながら慎重に夜の森を進むことにした。
「これはいい草だ!ウマイ!ウマすぎる!!」
久しぶりに美味い草を見つけた俺は、両手いっぱいに抱えて貪るように食っていた。
この森の草どもときたら、どいつもこいつもマズイエグイクサイの三拍子が揃った、大変自己防衛意識の高い草しかおらず、本当に辛かったのだ。
もうココで暮らしてもいいかもしれない
いやだめだろ
危ないところだった。感動のあまり我を失っていたが、もっとマシな生活は出来るはずだろ。涙をふけ。パンツで顔を隠せ。男たるもの泣き顔を他人に見られてはイケナイ。ぼっちだけど。
「そこにいるの だれ……?」
!?
森のなかに何者かがいる。久しぶりの人間だ!
しかし、一番重要なのはそこではない。
声が可愛い。そして、小屋の主である可能性が高い。つまり――――
このパンツの持ち主は――――――――
「結婚してくれ!!!!」
「えっ……へんたい……?」
さて、川に身投げするか。
きょうは いつもより きもちのいい あさだった。
いいことが あるかもしれないから きょうは すこしだけとおくまで たんけんにいこう。
そとにでると ねずみがあたまのうえにのる。
おもいからなげた。
いえをでてから みぎへいくと かわがあって もっといくと あかい あまい ごはんがある。
きづいたら かたにのってた ねずこーと いっしょにごはんをたべよう。
それはわたしのぶん ねずこーはそっち。
ごはんたべて たんけんしてたら くらくなっちゃった。かえろう。
いつも ここでいなくなる ねずこーが まだいた。
「ねずこーもくるの?」
なんとなく うなずいたように みえたから つれてかえることにした。
いつもより なんだかたのしくて
「これはいい草だ!ウマイ!ウマすぎる!!」
!
きづいたら はしってた
だれかいる どんなひとだろう おはなしできるかな ごはんすきになってくれるかな
――――ともだちになれるかな
やっとみえた そのひとは うしろむきで すわってるけど わたしより おおきくて。
ふくは ちゃいろで すこしおおきめ。
こしには わたしのしんちょうぐらい ありそうなけんがある。
そのかみは わたしとおなじ くろで。
――――わたしのぱんつをかぶっていた
多分続かない