☆ 4 ☆
あーぁ……
言っちゃったなぁ…
まぁ、みんなに迷惑をかけない事を考えたらこれが一番だったんだろうけど。
…もう監督、みんなに言ったかな
バスケ部のキャプテンは百花になるのは当たり前だけど、副キャプテンってどうなるんだろ。
「凛!!!待って!!」
「…百花?どうしたの?」
「部活辞めるってどういう事?!」
「…そんな事より練習は?早く戻らないと」
「そんな事って……!
何で部活やめるの?!あれだけ一生懸命頑張ってたのに!」
「もう、しょうがない事なんだよ…」
「しょうがない事って…
何で?!何でそんな簡単に諦めるの?!その足だってリハビリしたら元通りになるかも知れない!何で諦めるの?!」
……簡単に?
私がどれだけ迷ったかも知らないで…!
元通りになるかも知れない?
……そんなの、憶測でしょ?
確かに何もやらないで諦めるのは駄目だとは思う。けど!!!
「私がこれ以上バスケ部に居ても何も出来ない!
リハビリしたら元通りになるかも知れない……本当そうだよね。でもね?
元通りに足が動くようになったとしても、今までと同じ様なプレーが出来ると思う?出来ないでしょ?!リハビリするのに時間もかかる。もし元通りになったとしても最後の大会に間に合う?間に合わないでしょ?!
…結局私が居ても、みんなの足でまといになるだけよ。
そんなの絶対嫌だ…
今までみんなで頑張って、努力して来たのに…折角ここまで強くなれたのに…そんな人達の努力を踏みにじるような事したくない!」
「…みんなの努力を踏みにじるような事はしたくないですって……?」
「そうよ」
「あんたは現に今!たった今!みんなの努力を…絆を!頑張ってきた日々をなかったことにしようとしてるのよ?!」
「は……?」
「確かに私達は努力して来た!けど、ここまで努力して来れたのはみんなで強くなりたいって思ったから!なんでだと思う?!凛が心から強くなりたいって思っているのを感じたからなんだよ?!だから今までみんなは頑張れた!みんなの強くなりたいって思った原点は凛!あんたよ?!
なのに、その人が諦めたらどうなるの?どうなると思ってんの?!」
「……そんな事……!
そんな事言われたってどうすればいいのかわからないんだよ!!
私だって今まで通りみんなと一緒に練習したい!だけど!そういうわけには行かないんだよ……っ!
私がどれだけ悩んでどれだけ苦しんだかも知らないのに勝手な事言わないでよ!!」
「り、ん……」
「……ごめん。感情的になりすぎた。
…私帰るね。バイバイ」
「あ……ちょ……」




