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Chaos:Demerit 〜貞操の逆転した世界~  作者: セミラミス
〜続続・逆転世界〜
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Episode57 "海洋都市へ"

なろうの作品と言うのは物はどうも未完な作品が多い気がする。せっかく面白くても続きを書かない輩が多過ぎる。せめて打ち切りとでも記載してくれればいつか投稿してくれるだろうと言う希望は捨てられるだろう。


貞操逆転世界の物語も然り。未完の物が多過ぎる。正直な話、貞操逆転と言う題材だけでは其処まで展開を伸ばす事は出来ない気がする。このジャンルはどちらかと言うと18禁に置いた方が映えるからだ。


逆転世界の作品はどれも似たり寄ったりで一つ読めば満足してしまうのは何故だろうか。まず、家族の一員の変化(主に妹か姉)から始まり学校へと登校する。其れからは皆んなが其奴を聖人扱いするのだ。この展開はクソ飽きた。ダラダラと物語が続き終わりが見えないし。せっかくの面白い作品なのに綺麗に収束させろよ、と言いたい。


と文句を言いつつもこの世界も綺麗に終わるかは分からない。適当に書いてきたツケが回って来たが本編残り4話、楽しんで読んでってくれ!



「うわぁ、初めて男の人、見た!」


「わ、私も........てかエロ本とかテレビで見る俳優とかアイドルよりもすっごく綺麗なんだけど。」


現在、瀬名達は空港へと来ていた。どうやらHeptagonが拠点とする海洋都市に行くらしいが其れが何処にあるのかは不明だ。そして空港内にいる女性達は瀬名の存在に気付き此方へと視線を向けていた。


「ジョンきゅん、私から離れないでね。」


「う、うん。」


自分を囲むように三人と一人は立つ。


「其れとケイト、貴方は帰りなさい。」


一は淡々とそう口にするがケイトは首を横に振り其れを否定した。


「ケイトはジョンの側にいる。貴方達はもう、ジョンを手放すつもりは無いんでしょう?逢えなくなるくらいなら自分もついて行く。ジョンを一人にさせたくない。」


真剣な表情で啖呵を切るケイトに一は笑う。瀬名はケイトが普通に話している事に驚きはしたが心配をしてくれている事に何処か安心を感じた。


「..........私達がいるから一人にはならないわ。」にっこり


だが母は鬼だった。


「ケイトは引かない!絶対にジョンと行く!!突然来て、ジョンを連れて行こうなんて冗談じゃない!!」


見事にブーメランな気がするが彼女の目は本気だ。本気で自分の事を案じてくれている。


「連れて行っていいよ」


妹枠であるアルセがケイトの動向を許した。一は直ぐに反対を推すが直ぐに論破され縮こまってしまった。最早、無双していた頃の面影がない気がする。


「あらあら、アルセイドちゃんは、従姉妹さんを気に入ったんですねぇ、ふふ。」


「ケイトは良いやつ。面白いから好き。」


アルセは嬉しそうにケイトの手を握るがケイトの表情は曇っていた。


「あ.........アルセ、気持ちは嬉しいデスがぁ、ケイトはレズビアンじゃあ、ありませんよー?」


アルセはその返答を聞き大きく笑う。


「ね?面白いでしょ?」


忘れがちだがケイトは貞操逆転の住人だ。現実世界で言う男から好きと言われた様なものだ。


「其れで、どの便に乗るんだ?」


「えぇ、私達の自家用飛行機で行こうと思っておりますぅ、ふふ。」


チェックインを済ませ、自分達の乗るであろう搭乗口へと目指す。


「ほら、ありましたよぉ」


(で、デケェ..........)


レイスちゃんが指差す先には小型ジェット機などではなく大型の飛行機が待ち受けていた。


「此方になります、レイス様、アルセ様................は!?一様!?お久しぶりで御座います!どうぞ、空の旅をお楽しみ下さい!.............ん?................おと........こ?」


キャビンアテンダントさんらしき女性が母に驚き頭を下げる。そして再び頭を上げた先には男である瀬名がいた。


「うわぁ、良い匂い.....じゃなくて、ようこそ、はい、です、良き旅を!!」


瀬名は目が合ったので一礼をするとキャビンアテンダントの女性は悶え上手く台詞を表現する事が出来なかった。


「宜しーくーデス!「関係者でない方は即刻、降ろすようにと申しつけられておりますので「ケイトは関係者デスよ!!もぅ( *`ω´)」ぷんぷん


ケイトも瀬名に続き搭乗しようとする。だがキャビンアテンダントに取り押さえられ空港内へと戻されそうになる。が瀬名が戻り説明をする事で搭乗をする許可を貰える事が出来た。


「災難デシタネ!もぅ、ケイトはジョンのWIFEだって言うのに、あのキャビンクソビッ●、●ねデス!」


「此の方ぁ、口が悪いですねぇ、ふふ。」


「ね、やっぱり面白いでしょ?一緒にいると飽きないんだよ。」


レイスとアルセが笑いながら会話をする。その隣に何食わぬ顔で座る一。本来ならば自分の隣へと座りたかったようだが二人により阻止されケイトが代わりに自分の隣へと座る事になった。


「まぁ、悪気があった訳じゃないし、しょうがないよ。」


「ジョンがそう言うなら、しょうがないデスね。」


既に普通の喋り方が露見しているにも関わらず、そのキャラを続けるケイトに頰が緩む。其れから暫くするとHeptagonの居城なる海洋都市へ向け飛行機が離陸した。


本編残り3話!その後はIf番外編を書こうと思う。感想で書いて欲しいヒロインの名前を書いてくれたらそいつとジョンのENDを書く!書かれなかったら、この物語は本編でお終いや!

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