Episode54 "レイスちゃん"
異世界転生に俺tueeeeを足した作品が網羅するなろう内ではどれを読んでも展開がほぼほぼ同じ為、飽きが来るのではないかと感じる。いや、既に読者には飽きられて来ているのだろう。
物語のキーである文才力、そしてキャラ達の魅力が作品を人気へと押し上げるのだ。
言うのは簡単だが容易くない事だ。遊び半分で書いている奴も入れば絶対に成功して書籍化してやろうと野望を燃やす者までいる。なろうと言う小説投稿サイトは数多の書き手が集まる場だ。
だが勘違いはしてはいけないぞ、彼らは作家ではなく書き手だ。其れに作家の卵とも表現をする輩がいるがケツの穴でも舐めさせておけ。決して正式な作家さんではない。
気になる事があるんだが、この作品に置けるキャラ人気とは誰だろうと考えるている。ケイト、九条、ジョンが感想欄では上がっていたが皆んなは誰が好きなんだろうと聞きたい(展開上に組み込む為に)
まぁ話を変えるがブクマを増やす為にはどんな話を書けば良いのだろうと思う。この作品は順調に読者を得ているのは数字を見れば分かる。ブクマ400人近くには増えたよね。
そもそもこの作品自体が普通の貞操逆転ストーリーとかなり違う気がする。他の作品は似たり寄ったりだろ?だが、この作品以上に読者達を得てるよね。此れを意味するのはテンプレ好きが多いって事なんだと思う。だからと言ってテンプレ展開にはしないが(大嘘)
てか主人公が親に嫌われてたりいじめを受けたりしてたって過去が多過ぎる気がするんだが。共感出来ねえーよ!いじめがあったら普通は助ける奴がいるだろ?寧ろ自分が助けるまであるわ!
卑屈系の主人公はぶん殴りたくなる。助けを求めねぇーで裏切られた、俺は不幸な奴って、ふざけてんのか?それでいてハーレムになるんだぜ、彼奴ら。普通モテる訳ねぇーだろ。
と言うと反感を貰いそうだから言わないでおこう。まぁ創作だからこそオレ達は夢物語を書く訳だ。オラオラ、てめぇーら大好きなオ●ニー文書いてやったぞ(^з^)-☆て事で本文(少なめ)始まるよー!
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「ネーレイスですよぉ、ジョンくぅん。あれ、今は違いましたっけ。音色レイスでしたぁ。レイスちゃんってお呼び下さぁい。」
クルクルと自分の周りを回るレイスちゃんに瀬名は戸惑う。
「あ、貴方!誰デスか!」
ケイトはジョンきゅん守り隊を掻き分けレイスちゃんなる人の肩へと触れる。
「.........」ギロ
言葉は発さず笑みを貼り付けながら睨み付けるレイスちゃん。
「......何デスかぁ!」ビクッ
その威圧感にやられケイトを除く周りの女子生徒達は動けずにいた。
「........誰ですかぁ?」
レイスちゃんはケイトの前へと立ち冷めた表情で見下ろす。涙目になるケイトは拳を握りしめ大海のように蒼い目を持つレイスちゃんの目を捉え宣言した。
「私はジョンの肉奴隷に「肉奴隷?」う、婚約者デスッ!!」
「......................はい?」
レイスちゃんは瀬名の元へと戻り腕へと絡みつくと頰を掴んだ。瀬名の口が開くとレイスちゃんは顔を近づけ舌を入れる。
「む!?」
瀬名は突然の事に反応が出来ずされるがままとなる。
「むちゅ、ぷは...はぁ...はぁ......肉奴隷は私だけです//」
二人の唾液が糸を引きながら垂れる。そしてレイスちゃんは自慢をする様にケイトへと告げた。
ブルルルルル ブルルルルル
着信が鳴る。瀬名はそれが自分のポケットからなっている事に気付き直ぐに取り出すと妹(仮)であるアルセからだった。
「......ごめん、今取り込みちゅ「ネーレイスがいるでしょ、セナ?」
アルセの口から現在進行形で引っ付く女の名前が出てくる。
「ジョン、一度帰りなさい。」
すると今度は母である一の声が携帯から聞こえてきた。
「もちろんネーレイスさんを連れて、ね。」
一は疲れた様な声で言う。
「母さん、誰なんだ、この女性は?」
レイスちゃんです!と隣で可愛らしく言うレイスを放って返答を待つ。
「母さん?」
「................................「言いなさい」は........はい」
一が言いたくなさそうに口を閉ざしているとアルセが叱る。
「えぇっと、ネーレイスさんは、おほん、レイスちゃんはジョンきゅんの...............「早く言いなさい、リディア」その名前で呼ばないで..............はぁ」
「母さん?」
瀬名は心配するトーンで母へと尋ねる。すると一は覚悟を決めた様に深く息を吸い、問いに答える。
「.............姉です」
「誰の?」
「.......................ジョンきゅんのです、はい。」
まさかのアルセの時と同じパターンである。言わされている感が半端じゃないが、母さんが許可を出すという事は危険ではないという事なので取り敢えず胸を撫で下ろした。
「えぇと、取り敢えず家に行こっか?」
「はぁい//」
学校を堂々とサボる宣言をするが男子特権で一日くらいは何とかなるだろう。ネーレイスとケイトの手を引き教室を出る。
「あの........バンドの話は?」
唖然とする女子生徒達。彼女らは去っていく瀬名達の姿を黙って見ることしか出来なかった。




