0-84森散策と3つの薬草とか
次の日は、朝ご飯前に馬の世話をしにノノ達が馬小屋へ向かい
軽く馬車の内部を掃除したり、調理荷台の掃除をし、どちらも生活魔法で綺麗いにした
クラシスとリズ、アライズとアリサとアンナはアイテムボックス内のアイテムを調べ、過剰分を調べ、転売リストを5人で作成する
また、ポーションなども古い物から道具屋へ転売し、空き瓶を大量に購入する
食材についてもアイテムボックス内は、劣化する事が無いので、追加で野菜や調味料などを追加で購入する
午後からはアライズとアリサとアンナは、『銀の皿』の仕事に出かけ、クラシスとリズはポーション作成を晩ご飯まで行う事になる
ノノ達とリウは、アイテムボックス内の野うさぎなどを、リズのアイテムボックスに移動し、食材をリズのアイテムボックスに集める事にした
その後は『銀の皿』から弁当を準備してもらい、森へ散策へ向かう
リウはMAPを展開し、森の散策を開始する
森の中は、数か所の黄色マーカーの薬草採取場所がある事を知る
それと、赤マーカーが数か所で反応があったが、リウ達から離れて位置に点在していた
森の全容は、前の町付近の森より2倍近く広大で全ても調べる事は難しそうである
リウは一番近くの黄色マーカーに行って、何の薬草なのかを知りたくて、採取場所へ向かう事になる
薬草の採取場所に着くと、3種類の薬草を確認できた
1つ目は今まで収集してきた回復用の薬草・・・回復ポーション
2つ目は解毒用の薬草・・・解毒ポーション
3つ目は虫除け用の薬草・・・虫除け薬
3つ目の虫除け薬だけは、ポーションじゃなく調剤である
リウ達は2つ目と3つ目の薬草をメインで採取していた
この森には毒蛇や毒を攻撃で用いる討伐対象がいるので、今のうちに解毒用の薬草を採取する事にした
虫除け用の薬草は、森での散策や野営の時の虫除けの時に重宝しそうなので、大量に採取しても大丈夫という事で集めはじめる
回復ポーション以外の作成は、クラシスとリズ以外は作成できないので、毎日の修練で少しずつ成功率を上げていく
森の散策という事で、周囲の警戒を4人で交代してやっていたので、戦闘をしない様に遠回りになりながらも街へと帰還する
街に戻り『銀の皿』へ戻ると、アライズ達が食堂の手伝いをしており、食堂の中で忙しそうに仕事をしていた
リウはアライズ達がウエイトレスとして働いているのを横目で見ながらテーブル席に座る
「アライズ達はしっかり働いてるね」
「なんか忙しそう」
「それでも生き生きして働いてるよ」
「夕方だから冒険者が多く食堂に食べに来てるのかな?」
『銀の皿』のなかでは、冒険者がテーブル先に座り、酒を飲みつつ、料理を食べている
リウ達もその中で晩ご飯を食べずに紅茶を飲みまったりしていた
暫くすると、クラシスとリズが部屋から戻ってきて、森で採取した3つのポーションの事を話し、ポーションの作成をお願いする
リウ達は森での散策と薬草採取場所について話し、街に慣れてからメンバー全員での薬草採取が出来ないか考えていた
リウは料理の注文をするように手を上げ、アライズ達をテーブルに呼ぶ
「僕達は晩ご飯をするけど、アライズ達も一緒に食事をすることは出来ないのかな?」
「どうでしょう?仕事は忙しいけど、一度聞いてきます」
そう言い残してアライズは調理場へ向かっていく
5分くらいした後に、アライズ達が料理をテーブルに運んでくる
料理を運び、アライズ達もテーブル席に座る
「一緒に晩ご飯を食べても大丈夫だといってました~」
「大猪の下ごしらえを見ながら覚えようとしたけど、臭みを消すのが大変みたいです~」
「それに大猪の料理が豊富で覚えがいがあります~」
アライズ達は『銀の皿』での仕事で充実して過ごしているみたいだな
出来ればギルドから補充の人材が来るまでに料理を修得して欲しいものだ
『アイギス』のメンバーは今日あった事を話し合い、また明日のメンバー全員での露店巡りの事をメンバー全員が楽しみにしている事を知る
食後に紅茶を飲みながら、『銀の皿』の食堂を見ていると、冒険者は少なからず食事をしているが、騒いでいる冒険者はいないみたいだった
アライズ達も食後は、『銀の皿』での仕事も終了し、リウ達と一緒に部屋へと戻る事になる
部屋に戻ったリウ達は、身体の汚れを取る為に生活魔法で清潔さを保つ、その後はのんびりと小冊子を読んだりして、この街の周囲の知識を覚えていった
アライズ達は大猪の調理レシピをノートに記載し、『アイギス』の食卓を充実する事になる
次の日は午前中は露店巡りをし、食べ歩きをして街歩きをする
ノノ達は大猪の串焼きや水鳥の焼き鳥などを食べ歩いていた
クラシスとリズは酒類の露店で酒を大量に購入し、にこにこしながら歩いていた
アライズ達は使った事のない野菜や果物、また、調味料に興味があるみたいで、リウは気になる調味料の購入を勧め、購入する事になる
リウは露店の位置をMAPに書き込む作業をし、街の買い物MAPを自作していた
それでもMAPは冒険者ギルドと露店と宿屋しか記載しておらず、武器屋や防具屋や道具屋などの場所を調べることから始めないといけない、後でギルドで聞けばいいかと思い後回しにする
ココのアイテムボックスには、焼串と焼き鳥を保存し
リズのアイテムボックスには、酒と食材に調味料を保存し
一度、『銀の皿』へ戻る事にする、今日も『銀の皿』で昼ご飯を頂く
午後からはアライズ達は『銀の皿』での仕事もあり、『アイギス』のメンバーは部屋でポーションを作成する
最初は解毒用ポーションを失敗しつつも作成していく
クラシスとリズは8割の成功率で、ココが7割の成功率、リウとノノとジャンヌは5割の成功率で作成していく、失敗した解毒用ポーションは逆に「毒用ポーション」になっており使用厳禁のポーションとなっていた
次に、虫除け用の薬草を調剤し、虫除け薬を作成する
成功率に関しては、ポーションよりも作成が楽という事で、全員で8割の成功率になっていた、虫除け薬という事で『軟膏』みたいなクリームみたいな薬になっていた
少しだけ青臭い感じがするが一般的に冒険者が使用する
虫除けという事で冒険者ギルドや道具屋などで販売しているという事だった
ポーションと同じ瓶に詰め、リウとココとリズのアイテムボックスに分けて保存する事になる
リウ達は休憩をはさみつつ、昼ご飯から夕方までポーション作成をし過ごした
「ん~、今日採取した分は全部ポーションになった~」
「目がしぱしぱします」
「毒消しポーションはむずかしす」
「虫除けも匂いが苦手です」
ノノとココとジャンヌには今日のポーション作成は苦手な部類に入るのかもしれない
それでも最後まで一緒にポーション作成をしてくれたんだから、今日も食後に晩酌をしてもいいかもしれないな
クラシスとリズはノノ達のポーション作成の上達ぶりを驚き、2人はノノ達の頭を撫でながら褒めていた
その日の晩ご飯は、『アイギス』のテーブルでも多少のお酒を注文し、いつもより長めの食事を楽しむ事になる
ノノ達はポーション作成のやり方をアライズ達に教え、アライズ達は『銀の皿』での調理方法をノノ達へ教えていた
お酒も入り食後は、部屋へ戻ったら寝落ちするようにノノ達は寝てしまった
飲み足りない残りのメンバーは、クラシスの部屋で飲みなおす事になる
アライズとアリサ、アンナも今日はクラシスと一緒に飲みはじめた
アイテムボックスから焼串などを肴で飲み、リウはアライズ達3人と腹を割って話す事が出来た
その中でアライズ達もリウと一緒にクエストをしたり、ダンジョンで冒険したいという事だった、それは今の『銀の皿』の仕事を辞め、クエストをしたいという事だった
『銀の皿』はギルドに人材の派遣をしているはずなので、近日中にはアライズ達はリウと一緒に森へ行けるはずである
それと『銀の皿』での調理方法はある程度理解し、調理加工出来るという事だったので、後は調理し何度も修練しながら物にしていくという事だった
アリサとアンナの2人も大猪以外の料理も教えてもらい、多少は料理のラインナップに繋がっていった
その夜は酒を飲みつつ話をしていたので、リウは途中から飲むのをやめ、アイテムボックスから林檎を取り出し齧りはじめる
アリサとアンナも酒に強くないという事で、リウと一緒に果物を食べはじめていた
リウとアリサとアンナは、クラシス達の酒盛りを眺めつつ、リウ達3人は部屋の隅で寝落ちしていた、寝落ちしているリウ達を見つけたクラシス達は、3人を同じ布団に並べて、飲みはじめる、そこではクラシスとリズとアライズの3人の『アイギス』最高顧問の宴であった
その宴の中身を知ることは無かった・・・
だが、今回の酒盛りを機会に、アライズ達の戦闘訓練を本格起動する事になる
両手棍や無属性魔法に具現化魔法の修練をするという事で、ギルドを通して借家で生活する事になるが、それは街へ到着して少し経ってからだった
森での薬草採取は4種類
定期的な酒盛りは今回から続ける事になる
借家を借りる事になりそうです




