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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
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0-8新武器はじめました

朝起きて軽めにラジオ体操っぽい動きをしてみた

「ん、筋肉痛無し。疲れもないみたいだ」

ご飯と睡眠で体調は万全のようだ、顔洗ってから棍の練習しよ。


棍といっても杖代わりに作った物なので、武器屋で新調したいが先立つものも無いわけで・・・

一応、練習といっても見よう見まねな動きで杖を突き払いの動きをしてみると、片手棍Lv1の効果なのか素人よりもいい動きが出来てる感じがする。3連で突きも、脱力からの踏み込んでの突きも。右手での攻撃は大丈夫。左手は・・・スコップではカッコ悪いから手甲か両手棍があれば討伐クエストいけるかな?

「今日はこれくらいで朝ご飯に行こう」

部屋に戻る前に『清潔』を唱えリフレッシュ。装備を整えてから酒場に向かう、ギルド1Fの受付にはリズさんが早朝から事務仕事をしている

「おはようございます、今日もいい天気ですね」

リズさんは仕事の手を止めにこりと微笑みながら


「おはようございます、リウさんこれから朝ご飯ですか?」


「はい、朝ご飯食べに行ってきますね!」


「いってらっしゃい〜」



ギルドを出て、酒場に向かう。酒場は朝ご飯を食べてる冒険者があふれていた、空きのカウンター席に座り

「おまかせ定食お願いします、それと弁当1つ」


「はーい、今お出しします」

奥の調理場からウエイトレスの少女が定食プレートを出てくる、プレートにはパンと野菜スープがのっていた

「おまかせ定食です、弁当は支払いの時にお渡しします」


「そいや、朝の定食と弁当の金額はいくらです?」


「どちらも20Lです、夜の定食の方が高めの設定になってます」


明日からここが唯一のライフラインだな

ゆっくりパンとスープを食べながら、MAPを展開してギルド酒場に定食の金額を記入しておく。「やっぱりMAPは他の人には見えないのかな?隣の冒険者からもウエイトレスも気づいての無いみたいだ」MAPを見ながら、武器屋と道具屋の位置も調べないとな

「ごちそうさまでした、おいしかったです!」

40Lをカウンターに置き弁当を手渡される、弁当といっても紙の箱に入っているサンドイッチ をタオルに包みリュックに入れる


「ありがとうございました」

っと、ウエイトレスさんは微笑みながら声をかけてくる



ギルドに戻り、受付で事務作業しているリズさんに

「おはようございます、今日も薬草採取に行ってきます」


「わかりました、昨日と違う場所での採取をお願いしますね」


「採り尽くさない様に気を付けますね、では、行ってきます!」


「いってらっしゃい」

にこりと微笑みながらリズさんが見送ってくれた




街の門番さんにギルドカードを提示して

「薬草採取にいってきます!」


「暗くなる前に戻るんだぞ」

っと、門番さんは見送ってくれた


街を出てMAPを展開する、昨日と違う採取場所を検索してみる。MAPを拡大してみて歩き出す。MAPを見つつ赤マーカーの位置を確認する


MAP上に黄マーカーは4つある、一番近くにあるのは昨日採取した場所。森の外れに2つ、森の奥に1つか・・・外れの採取場所に向かってみよ。森の外れといっても街道の側なので森の中を歩くよりは安全な感じがする〜♫

街道を1時間近く歩き森の中へ入る、昨日の採取場所より遠いけど薬草がテニスコート2つ分の場所に咲いていた

「今日も薬草採取がんばりますか〜♪」

昨日と同じくMAP展開しつつ、薬草採取、MAP展開しつつ、薬草採取と『採取→警戒』を交互に行い安全第一でクエストをこなして行く

「ん、赤マーカーが接近してる・・・?」

MAP展開していたのですぐに気がついたけど・・・、野犬は2〜3匹で行動していたけどな1匹で行動している野犬なのかな?

薬草も130個は集まったので赤マーカーの正体を確かめてみるか、MAPを展開し風下に移動しつつ500m先の赤マーカーの付近を見てみると・・・野うさぎなのかな、1mくらいの大きさの野うさぎがいた

「でか!杖では無理っす」

杖で攻撃してもダメージ通らないじゃないかな?

「あれは無理や、撤収しよ」


夢中に薬草採取していたので街道に出てから弁当を食べ始めた、本当は座りながらゆっくり食べればいいんだけど、歩きながら弁当のサンドイッチを囓る今日は武器屋に行きたいので時間短縮〜

「サンドイッチもうま!これなら弁当2つは食べれるな」

サンドイッチの入っていた箱はリュックにしまい歩き出す、今日は布の袋に薬草を100個にリュックに30個入っている



街に着きギルドに着くと受付にはクラシスさんが事務作業をしていた

「薬草採取してきました、今日は130個です!」


「はい、おつかれさまです。数を確かめますのでこちらにお願いします」

薬草をクラシスさんの前に出していく、リュックから30個布の袋から100個を机に出していく。事務職員と一緒に数を数えていき

「130個確認しました、報酬の650Lになります」

銅貨65まいの入っている小袋を渡された、財布用に丈夫な袋が欲しいかも


「はい、ありがとうございます。この辺に道具屋と武器屋ありませんか?」


「それなら昨日紹介した防具屋の隣が武器屋です、道具屋は向かいの宿屋の隣ですね。何をお求めで?」


「武器屋では新しい棍を、道具屋では銅貨を入れる丈夫な袋が欲しいです」


「武器は棍なのですか、剣とかじゃなく?」


「はい、片手棍のスキルを覚えてるので棍一本でいきます。剣とかでは重くて使えこなせないような気がして(>_<)」


「なるほど冒険者は自分にあった武器や装備で自分を高めていくものです、ギルドは冒険者のサポートもある程度行っていますので、いつでも相談にきてくださいね」


「了解です、では、今日も休憩室に泊まりますのでよろしくです」


「はい、いってらっしゃい」


「いってきます」

ギルドを出て、まずは道具屋で財布を買おう。ギルドの斜め向かいだったのか昨日も店の前は通ってたけど気がつかなかったな、道具屋に入店する。店の中は何に使うのかわからない商品が並んでいたが、鑑定眼で色々調べるのは後日でいいとし

「すいませーん、丈夫な袋ありませんか?」


するとカウンターの下で商品の仕分けをしていたのが店主が

「いらっしゃい、丈夫な袋ですか。なら大きさ違いのものが3種類ありますが何に使うんです?」

カウンターに大きさ違いの皮の袋が並べられた


「銅貨を入れ袋なんですけど・・・、この皮袋がいいです」

大きさ的には350mlのペットボトルが入るくらいの大きさなんだけど、厚手の袋で紐で縛るタイプだったので使い勝手が良さそう


「それは20Lだね、丁寧な作りだから長く使えるよ」

カウンターに20Lを置き皮袋を受け取る、お金を入れるのは休憩室に戻ってから〜♫

「ありがとうございます、また来ますね」

ペコリと会釈して店を出る


次は武器屋、防具屋の隣ということだけど道具屋にも顔を出しておこう

「こんにちは、誰かいますか〜」

防具屋にも顔を出しておこう


「いらっしゃい、おぉー昨日のー」

防具屋の店主が装備を見て頷きながら声をかけてきた


「今日1日使ってみましたが、着心地はイイですね。キャップも使ってみて悪くなかったです。ジャケットとブーツも黒っぽかったらカッコイイですけどね♫」


「全身黒にしたら暑くないのか?」


「暑くなったら『清潔』と唱えたらスッキリしますし平気ですよ」


「そかそか、今度キャップとお揃いのカラーリングにしてやるよ。それまでお金貯めときな!」


「その時はお願いします」

そういって店を出る、隣の武器屋へと向かう

武器屋は防具屋と同じ作りなのか広さも同じくらいでカウンターに店主の鍛えた剣や槍が並んでいる

「ごめんください、どなたかいますか〜」


「いらっしゃい、今行きます」

店の奥の方から店主が出てくる


「武器を新調しに来たんですが」


「はいよ、どんな武器をお探しで?」


「今武器と言われても、杖とナイフを使ってますが、片手棍を探してます」


「めずらしい武器を使っているね、店売りの棍は・・・奥のスペースにある見習い鍛冶師が鍛えた両手棍が数本あるはずです」

奥のスペースを指差しながら話しかけてくる、そこには見習い師が鍛えるたと思われる武器が並んでいた

棍は全部で5本あり長さ太さがバラバラで一つずつ持ち構え突きを一通り試してみる。その中でしっくりくる棍を購入する、棍の両端は鉄でコーティングしており切断よりも打撃向きな感じがする、野うさぎや野犬も討伐可能かな?


「この棍にします」

棍をカウンターの上に置く、店主は棍に少しだけ手直ししていく。持ち手にも革紐を巻き滑り止めをしていく


「では、150Lになります。武器のメンテも行っていますので討伐後にはおいで下さい」

150Lをカウンターに置き、棍を受け取る


「ありがとうございます、やっと武器入手です!」

棍を右手に持ち店を出る





杖から両手棍を装備

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