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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
77/354

0-77馬車完成とリウの操縦とか

『アイギス』の9人は馬車に積み込む食材や装備を整えていた

もちろん、アライズさん達3人の装備も整えていた

革装備とマントをし、1人ずつに短剣とライフル杖を装備していた


初心者冒険者という事で、出発までの3日間はリウと森で薬草採取をしたり

無属性の「身体強化」「速度強化」の修練に努めた

それと遠距離で攻撃できるように、『ボルト』の修練にも努めた

3日間ではアライズさん達には無属性を修得する事は出来なかったが

街を離れてからも魔法の修得することになる


ノノ達はアイテムボックスの野犬をギルドで売り渡したり

アイテムボックスに保存している薬草をポーションに作成したり

少しでもココのアイテムボックスを整理していた


クラシス達も作成したポーションを古いやつから道具屋へ販売したり

お酒を買ったり、肴を購入したり

ポーションを作成する為に、新たに調剤の為にポーションのレシピを購入した

これでMP回復のポーションの作成も可能になった

調剤の道具も大量に購入し、空き瓶もアイテムボックスに大量に保存した


リウはアライズさん達と一緒に馬車に載せる調理料を購入していた

乾燥に強いものは馬車に載せ、それ以外の物をリウのアイテムボックスに保存した

それでも大量の調味料を馬車に載せる事になる

それと『ひよこ亭』のレシピの書かれた書類も保存を考え

リウのアイテムボックスに保存する事になる

『ひよこ亭』で使用した大量の食器類は、ギルドの持物という事でアライズさん達の食器類は新たに購入する事になる


街を離れる3日間の間に、リウ達はお世話になった人達、1人1人に挨拶して回った

武器屋に道具屋、魔道具屋に防具屋、職人横丁の職人たち

それと、ギルド職員にも挨拶して回る事になる


3日後、『アイギス』は馬車を引き取りに「職人横丁」に向かっていった

『アイギス』のメンバーは、装備を整え、いつでも出発する用意で来ていた

前回同様、完成した馬車は倉庫に保管していた

馬車は木箱を2つ繋げた外見をし、全体を防水加工したので木製よりも少しだけブラウンのような色合いになっていた

外見からは変わらないが、屋根の所に手すりがついている様に見える


暫くすると、道具屋の店主と馬を2頭連れた男が2人、倉庫へ入ってきた

馬車へ馬を繋げ、いつでも出発する事が出来る事になる

それを見たノノとココは馬を撫で、馬も嬉しそうにしていた

ジャンヌとリウは馬の世話をする道具を道具屋から手渡されていた

それらをリウのアイテムボックスに保存した


クラシスとリズは馬車へ入り、新たに内部に9人がけのソファーとテーブルを見ていた

テーブルは折り畳み可能で収納できるようになっていた

ソファーは折りたたむ事で、ソファーベッドになるようだ


アライズさんとアリサとアンナさんは、調理荷台へ行って調味料を荷台の小棚に入れていた、調味料は動かない様に紐で結んで固定していた

鍋等の調理器具はコンロの下のスペースにきちんと並べて保管する

食器類は衝撃に強い木製の物は調理荷台に保管した


リウは馬車の上に行き、簡易屋根を試しに組み立ててみる

休憩時には重宝しそうだな、走行中は危険だからたたんでおいたほうが良さそうだ

走行中なら屋根無しでもイイかもな

屋根をたたみ、屋根にイスを並べておく

屋根には手すりもあり安全面も大丈夫のようだ


リウ達は馬車を降り、道具屋と馬車職人さん達の前に行き


「予想以上の馬車を完成してもらい、ありがとうございます」


リウはぺこりと頭を下げる

その後ろで『アイギス』のメンバーも頭を下げていた


「そんないいんですよ、我々もこんな馬車は初めての事で作っていて楽しかったです」


「今までにない馬車を手掛けたからな~」


「これをベースに馬車を作ってもいいのかい?」


「えぇ、これは試作品として、みなさんでこの馬車以上の馬車を完成してください」


「ありがとう、また1つ新しい商品が出来そうな予感がします」


「それですぐに出発するのかい?」


「えぇ、一軒家も今日からギルドに返還しましたし、僕たちは街を出ていきます」


「それで次の目的地はどこだい?」


「さぁ~、街道を走れば次の街に着くんじゃない?」


そういえば、次の目的地を示していないのに気がつく

街道を行けばどこかへ着くと思うけど・・・


「そういえば、街道を北上してキャラバンに行くんだっけ?」


「そうだよ、キャラバンは街道を北に行くとあるね」


「それなら街道を南に行きましょう、南の方が暖かいイメージがあるし」


リウのその一言でノノ達が話し始める


「南には行った事無い~」


「何があるんだろ~」


「私は南部から来ましたが、ここと変わりませんよ?」


「ジャンヌの知ってる所から、もっと南に行けば果物が美味しい場所があるらしいわよ」


「南はここより暖かいから過ごしやすいはずよ~」


「確か辛い食べ物があると聞いた事がありますね~」


「それと独自の調味料もあると聞いた事があります」


「楽しみですね~」


どうやら『アイギス』のメンバーで反対意見は出ないみたいだな

南の情報も結構知ってるみたいだし

なんとかなりそうな気がするな、よし、行ってみるか~


「それじゃ、僕たちは南へ行ってみます」


「乗り込んでいい?」


ノノが聞いてきたので、「いいよ」というとメンバーが揃って馬車に乗り込む

リウは御者の席に座り、その隣にノノとココが座る

リウは後ろを見るとみんながソファーに座っているのを確認すると馬車を動かし始める


「それでは、僕たちは行きます。今までありがとうございました~」


リウはそう言って手を振り、倉庫を出て街へと馬車を向けていく

リウは緊張した感じで馬を操縦し、馬車を走らせていた

隣のノノとココは、リウの操縦を緊張した表情で見ていた

リウは真剣なまなざしで前しか見てなく、隣の2人の視線に気づき事は無かった


リウの操縦する馬車は時こる事無く、門まで進める事になる

門では門番のライキスが立っていたが、リウの緊張した表情をして操縦している馬車に声をかける事が出来なかった・・・

なぜなら声をかけていきなり馬車が暴れだしたりとか、予測不能な事になりそうでライキスは、馬車からかなり離れたところで通り過ぎる馬車を見ていた


通り過ぎた馬車を見つめながらライキスは


「なんであんな無表情で、しかも、瞬き無しで操縦してるんだろ・・・。怖くて声かけそびれたぞ・・・。また、街に帰ってきたら馬車の操縦を教えてやろう」


そのライキスのつぶやきは街の住民の総意である事をリウは知る事は無かった

街を出てリウが休憩をするまで馬車は緊張に包まれて進む事になる

街を出ました

馬車の描写を伝われば嬉しいけど・・・難しい(>_<。


リウは馬車の操縦は下手です

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