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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
7/354

0-7酒場と防具屋からの

一度部屋に戻り、リュックと杖を机の上に置き


「酒場に行く前に着替えるか」


着替える前に身体に『清潔』を唱え、サッパリしてからジャージを脱ぎ服を着替え、銅貨の入って小袋をポケットに入れて部屋を出た

ギルド1Fに降りるとクエストを完了した冒険者が受付前に並んでいた

皮鎧の戦士っぽいの男性やら弓を肩にかけてる狩人っぽいの女性、みんな個性ある装備をしている方たちが3~4人組でPTパーティーを組んでるのかな?

まぁ、今の自分には関係ないか


「さ、ご飯ご飯~♪」

ギルドの隣のギルド酒場はカウンターが空いていたのでカウンター席でご飯食べよう

「すいません、おまかせ定食ください」

リズさんの話では25Lでお代わり自由といっていたので楽しみだ~♪


「はい、少しお待ちください」

後ろで給仕していたウエートレスがテーブルの皿を片づけながら声をかけてきた、


「おまかせ定食1つですね、野菜のスープと野うさぎのスープの2種類から1つ選んでください。どちらもお代わり自由です」


今は野菜よりも肉が食べたい、無性に身体が肉を欲している

「野うさぎのスープで!」


暫くすると、おまかせ定食がカウンター席にでてきた

「おまかせ定食、お待ちしました!スープは熱いのでお気をつけてください」

定食はパンが2つと大皿に野うさぎのスープ、それに小皿に野菜サラダがついてバランスのいい定食だった。美味しそうな香りが~♪


「いい匂いです。では、いただきます」

手を合わせてスープを一口、「うま、スープうま!」と心の中で思いながら無言で食べていく、うさぎは初めて食べるけど美味しいなハマりそうだし、うさぎ討伐に向けて攻撃スキルを覚えるのもありだな。パンも固さがあるのでスープにつけて食べてみると「パンもうま!」これはありだな、柔らかくなるしいくらでも食べれそうだ、サラダも新鮮でサクサクして美味しい~♪

「スープとパン、お代わりお願いします」


「はーい、お待ちください」

スープの大皿を調理場に戻し、お代わりのスープが戻ってくる。パンも2つお代わりしたので、今度はゆっくり食べすすめる


「おいしい、あのすいません。朝もここで食べれますか?」


「朝も食べれますよ、メニューは朝と夜では多少の違いはありますが冒険者の皆様も食べに来ますしご利用ください」

とニコリに微笑みながら話しかけられた

「一応、昼も営業してますが昼の弁当用のセットメニューがあります」


「朝ごはんの時にでも昼の弁当注文しますね」


「はい、ありがとうございます」


これで昼の弁当は大丈夫だな、あとは装備を整えないと戦闘になったら怖いな。今の装備は布装備に手作りの杖のみだし、食べたら装備を買いに向かってみるか

「ごちそうさま、おいしかったです」

調理場の方に声をかけ、25Lを支払う


「ありがとうございました!!」


酒場を出て一度ギルドに戻って聞いてみるか、道具屋と防具屋の違いもわからないし、何を装備したらいいかも不明だしな。ギルドに戻ると冒険者はいなく受付にクラシスさんが座っていたので

「クラシスさん、聞きたいことがあるんですがいいですか?」


「なんでしょう、クエストのことですか?今日は薬草採取を完了したと聞きましたが」


「薬草採取はうまくいきました、1日ぶりに酒場でご飯食べてきました」

ニコニコしながら話すと


「では、何を聞きたいのですか?」


「実は装備について相談があるんですが、防具を購入したいんですが店の場所がわからないので・・・」


「それでしたらギルドの2つ隣に防具屋があります。『防具屋 黒鉄』という店ですが、見習いの鍛冶師が装備品も売っているので初心者向けとしてお勧めしております」


「『防具屋 黒鉄』ですね、今から行ってみます。今日も休憩室利用しますのでお願いしますね」


「わかりました、いってらっしゃい~」


ギルドから出て2つ隣というと・・・、酒場の隣か。一応、MAPを展開してギルドと酒場・防具屋を書き書きっと、やっぱりMAP機能は便利すぎるな

『防具屋 黒鉄』はコンビニくらいの広さの店舗で、カウンターには店主の鍛冶師の鎧やら盾が並んでいる・・・、あれは買えない値段がありえん価格になってる。

「初心者向けの装備があると聞いたんですが~」

っと防具屋の店主に声をかけると、奥の一画にあるのがそうだよを指さして


「初めての装備は見習いの鎧でも大丈夫だが、Eクラス前には装備を変えないときついかも知れんぞ」


「了解です、冒険者になったばかりなので・・・まずは初心者装備でがんばります!」


「そかそか、無理は禁物だぞ」


「あの軽さ重視の装備は何がいいですか?」


「それなら革鎧か革のジャケット、それと革の籠手、足に革のブーツがあれば野うさぎくらいには耐えれるな。野犬にはきついかもしれん」


「革装備を揃えるといくらになりますか?」


「そうだな革鎧・革の籠手・革のブーツで700Lだな」


「そんなにお金ないです、革のジャケットと革のブーツでいくらですか?」


「あわせて300Lだな、ジャケットはこちらの長めの方にして。ブーツのサイズは大きすぎないやつを選びなさい」


革のジャケットは店主に言われた長めのジャケットを選び装備してみるとひざ下の長さがあった。これにブーツを装備したら・・・布装備から革装備に変わった~♪次は籠手の資金集めだな、頭装備は革の帽子でも買えばいいのかな?

「装備してみました、では、300Lです」

っと、店主に300Lを渡した。

「まいどあり~」


「そだ、厚手の布とかありますか?」


「何に使うんだい?」


「バンダナにして使おうかと」


「それならこれをやろう」

店主が机の下から帽子?を出してきた

「見習いが作った革のキャップだけど、試作品でキャップとフードの合体なのかな?耳と首も一緒に守れるように作ったんだけどの練習用に野犬の革で作ってしまって困っていたんだよ、お代はいいから使った感想を聞かせてくれないかな?」

店主が笑いながら話している、野犬の頭装備は一般的ではないらしく買い手がつかないとのこと・・・しかも、黒い野犬で作ったらしく煤けた黒いキャップもどきは人気が無いらしい


「わかりました、明日のクエスト後に寄りますね、今日は助かりました」


「はいよ、早くランクを上げていい装備を買っとくれ」


「では、また来ますね~」

防具屋を出てギルドに戻る、明日も薬草採取かなぁ~

ギルド内にはクラシスさんが事務作業をしていた

「クラシスさん、少しいいですか?」


声をかけたので事務作業の手を止め

「リウさんどうかしたんですか、あら?防具を買えたみたいですね。お似合いです」

にこり微笑みながら話しかけてくれました


「ありがとうございました、なんとか冒険者っぽくなりました。あのギルド裏の井戸のある広場ですが朝に戦闘訓練しても大丈夫ですか?」


「ギルド裏の井戸・・・あぁ、あそこは広場ではなく訓練場みたいな所です。ギルド職員が初心者の冒険者に戦闘の仕方を教えていたらしいのですが・・・」


「今は使っていないと」


「ですね、戦闘訓練のできるギルド職員がいないのが問題なんですけどね。周りに迷惑がかからないなら戦闘訓練をおこなっても大丈夫ですよ」


「了解です、明日から朝錬はじめます!!」



「では、今日は寝ますね。おやすみなさい~」



リウの装備が『黒皮のキャップ』『皮のロングジャケット』『皮のブーツ』になりました。

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