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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
64/354

0-64ダンジョン戦闘⑥とか

ダンジョン挑戦2日目、リウ達『アイギス』は3F~4Fを問題なく攻略していた

4Fでは安全地帯で昼ご飯を食べ、十分な休憩をして5Fへの階段を目指していた


2日目もリウが周囲の警戒と、『アイギス』メンバーの魔法障壁を担当してた

リズだけは後方の警戒をお願いし、他のメンバーはライフル杖での魔法攻撃をお願いしていた

魔法攻撃といっても、全員が無属性魔法の『ボルト』での攻撃なので、魔法の威力よりも魔法の発動短縮を考え、『ボルト』を連射して討伐していた

今回のダンジョン挑戦で、全員の魔力の向上を期待していた

魔力が上がれば、魔法の威力も上がるしね~♪


4Fは3Fよりも群れの数が多いので、安全地帯以外での休憩をしていた

魔法での攻撃なので、消耗したMPを休憩し回復させる

MPを回復するポーションの購入か、作成を考えた方がいいのかも知れん


4Fを順調に歩き進め、5Fへ移動していた


リウはMAPを展開し、5Fのフロアーの広さと魔物の分布を見ていた

5Fの広さは4Fと同じくらいなのに対して、魔物の数が少ないのに気がついた

それと6Fへの階段前には部屋が存在している・・・

その部屋には魔物が3体確認できた、しかも、今までの影犬や角うさよりも強そうだ

ノノとココも3体の魔物の方に視線を向けていた、ジャンヌとクラシスとリズも視線の先が気になり周囲を警戒をし、向こう側にいる魔物3体に気がついたみたいだった


リウは地図を広げ、6Fの階段前の部屋の場所を確認していた

MAPで見て知ってはいたが、地図にも部屋の存在は確認できる・・・

リウは6Fの階段前の部屋に指をさし


「クラシスとリズ、この部屋は・・・何?魔物3体で反応があるんだけど・・・」


「階段前の部屋は、昔からフロアマスターの部屋と言われているわ」


「5Fのフロアマスター、前に大型の魔物を見た事あると思うけど、それと同じ魔物かそれ以上の魔物がいると考えていいわ」


「大きい影犬か大きい角うさが3体か、少しだけ戦闘スタイルを変更した方がいいかな?」


「ねね、リウ。ひょっとして5Fには階段前の魔物3体以外いないのかな?」


周囲を警戒していたノノがそんな事を言ってきた

確かにリウのMAPにも赤マーカーが階段前の3つしか反応がなかった

ココもノノの意見に頷いている


「そうだね、5Fは階段前の3体以外の反応が無いね」


「まぁ、その部屋の前まで行ってみましょ」


クラシスがそう言うと、6Fへの階段まで歩きだす

リウの地図を横目で見ながら進んでいくと

階段前の部屋の扉の前には冒険者が並んでいた・・・


「見ての通り、部屋の前にはフロアマスター討伐の順番待ちなんだわ」


クラシスは前も来た事があるらしく、冒険者の列をみながらうんざりしていた


「この部屋はどういう訳か、1パーティーずつしか入れない仕組みになっているの。それと1パーティーがはいると部屋は施錠し入れなくなる。部屋の中の魔物を倒せば階段への通路へ行けるが・・・、倒せない時は全滅するしかない」


なんとも不吉な事をリズはあっさりと話す

そんな事を聞き、ノノとココとジャンヌは驚いた表情をしていた


「倒せば問題なしと考えて大丈夫でしょ」


なんとも男前な事を言うクラシスがいた


「まぁ、それしかないか・・・」


そういながらノノとココの頭を撫でるリウ・・・

そんな話を言いながら、2つ前の冒険者が部屋の中へ入って行った


冒険者の列が少しだけ前進する

リウはMAPで赤マーカーが消えずにいたので、3つ前の冒険者が討伐失敗した事を知る

そして、赤マーカーが1つ増え、MAPの赤マーカーが4つ反応していた


「クラシス、1つ聞きたいけどさ。この部屋で討伐失敗すると対象の魔物が増えたりする?」


クラシスは「ん~」と考え「そういう事は聞いた事がないなぁ」という表情をしている

それを聞いていたノノとココは部屋の向こう側の反応が増えている事に気がつく

ノノとココはリウのマントをぎゅっと掴んでいる


「そういう報告は聞いたことないけど・・・、そうなの?」


クラシスは部屋を「ジー」と見つめ反応が増えた事を知る

ジャンヌとリズも部屋の方も見つめ反応を確認している


部屋の中では魔物が4体に、冒険者が6人が戦っていた

冒険者が善戦しているみたいだが・・・、魔物の連携に苦戦していた

魔物を2体倒したのと同時に冒険者が全滅した

それと同時に魔物の反応が5体に増えていた・・・

やっぱり討伐失敗で魔物が増加するのは決まりみたいだな


冒険者が全滅したのと同時に、部屋の鍵が「ガチャリ」と音がして扉が開く

1つ前の冒険者が部屋の中へ歩いていく

部屋の中では、魔物が5匹と冒険者7人が戦闘を開始する

魔物5匹に対して、冒険者は連携し魔物を倒していく

1体ずつ倒していくみたいで、時間はかかるが確実に魔物を討伐していく

戦闘開始から30分で魔物5匹を討伐完了となる

冒険者は7人とも健在で6Fへ向けて歩きだす


そして、部屋の鍵が「ガチャリ」と音がして扉が開く

部屋に入ると魔物の反応が3つある

リウは慌てずに『アイギス』メンバーに魔法障壁を張り


「僕が魔法障壁を張る、ノノとココ、ジャンヌとクラシス、リズで1体ずつ攻撃する事を考えて」


「「はい!」」


「了解!」


「任せて!」


「撃ちまくる!」


部屋の中の魔物は大型の影犬で障壁を張っているいるに向かって駆けだしてくる

影犬1匹がリウに噛みつく様に口を開けて迫ってくる

リウは影犬を障壁でふっ飛ばす、部屋の端までふっ飛ばしたけ影犬はうずくまりこちらを見ていた

うずくまった影犬に向けて、ノノとココが魔法で一斉攻撃をする


もう1匹の影犬は駆けだしからジャンプし、前足を振りかぶって攻撃してくる

リウは障壁で攻撃を防ぐと同時に、動きを抑え込み、クラシスとジャンヌが魔法で攻撃する


最後の1匹は駆けだしからの体当たりをリウに仕掛けてくる

リウは障壁を張り、体当たりを障壁で受け流していく

受け流された影犬は部屋の真ん中までふっ飛ばす

ふっ飛ばされた影犬は再び攻撃を仕掛ける、そのたびにふっ飛ばされるが

リズがふっ飛ばされたところで魔法で攻撃される


ノノとココはうずくまる影犬に魔法を討ちまくり、なんとか討伐を成功させる


クラシスとジャンヌは抑え込まれた影犬を魔法で止めを刺す


リズは部屋の真ん中までふっ飛ばされた影犬にタイミングを合わせ魔法で仕留める


各々が担当した影犬を倒し終え6Fへの階段で移動する

全員がMPを消耗していたので、6Fへ移動したら休憩をしないといけないな


また、大型の影犬の魔石は一回り大きな魔石を手にいてた

魔石はリズのアイテムボックスに保存する


6Fは1~5Fに比べると通路は薄暗い気がするな

通路の移動中は、後方の警戒を十分にしないといけないな


リウ達はMAPを展開し、6Fの安全地帯へ向けて歩きだす

地図を確認すると7Fの階段までは結構距離があるな

安全地帯へは1時間もかからずに着きそうだ


ノノとココは周囲を警戒し、戦闘前にメンバーに魔物の出現を知らせていた

その為、『アイギス』は先制攻撃で「アント」と「キラーハント」を倒していった

「アント」はアリのような昆虫タイプ

「キラーハント」は蟷螂カマキリのような昆虫タイプ

どちらも装甲が厚く、関節部分を攻撃し、動きを止めて仕留めていった

6Fの魔石は、5Fの魔石よりも少しだけ大きかった


安全地帯に到着するまで『アイギス』は戦闘を4回ほど経験した


最初の安全地帯で土壁で簡易陣地を作成した

土壁を堅甲な作りにし、ゆっくり寝れるようにした

晩ご飯の準備をノノとココとジャンヌにお願いし

クラシスとリズとリズは寝る場所を作成していた


晩ご飯を早めに食べ、今日は『アイギス』メンバーは早めに寝る事にする

メンバーの疲れをとる事とMPの消耗が激しかったので

精神的にゆっくりまったりする為でもあった


今日でダンジョン挑戦2日目が終わるが

6Fの魔物は防御力が少しだけ上がっている気がする

ノノとココとジャンヌの魔法も上達しているみたいだ

これはダンジョン挑戦が終わる頃には魔力も向上してるかも


ダンジョン5Fでフロアマスター討伐成功

6Fで2日目を終える

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