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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
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0-52ダンジョン挑戦とか

キャラバンに到着2日目は、ギルドの出張所を訪ねていた

そこで受付の男性からダンジョン攻略についての説明を受けていた


「おはようございます、昨日はよく眠れましたか?『アイギス』はダンジョン初挑戦という事で、説明をしたいと思います。ダンジョンはCランク以上の冒険者がパーティーに参加していれば挑戦可能です。『アイギス』はCランク以上のメンバーが2名いますので挑戦可能です。ダンジョン内は魔物=モンスターが出現しますので、冒険者の皆様には魔物討伐がキャラバンでの目的です。また、魔物は討伐後に消滅します。消滅した後には「魔石」となり「魔石」はこの出張所で換金可能です」


「あのダンジョンの広さはどのくらいですか?」


「現在ダンジョンは地下16Fまで到達してます、1Fの広さは入口から2Fへの階段まで歩いて2時間くらいですね。MAPも各階ごとに販売してますので購入する事をお勧めします」


「MAPの値段はどれくらいなんですか?」


「MAPは1~5Fまでがセットで150Lです。6F以上が各100Kですね」


「6F以上が単体で100Lなのは・・・なぜです?」


「1~5Fはダンジョン初級といわれています。魔物も「影犬」と「角うさ」のみで、6Fからは「アント」と「キラーハント」が出現してます」


「影犬・・角うさ?」


「影犬は見た目が黒い犬ですが、3~5匹で集団で襲ってきます。角うさはうさぎに1本の角が生えている魔物です」


「野犬や野うさぎよりは・・・強いですか?」


「そうですね、強さでいえば影犬や角うさの方が強いですが、Cランクの強さがあれば討伐可能です」


「それとダンジョン内での休憩とかは可能ですか?」


「それについてはMAPを購入すると記入されてますが、各階には安全地帯といわれる場所が存在します。そこでの休憩は可能ですし、土魔法で遮蔽物を作り休憩している冒険者がいるとも聞いた事があります」


「それでは『アイギス』はこれからダンジョンへ挑戦します」


「わかりました、ダンジョン前にいるギルド職員にパーティー名と人数を教えて下さい。また、5日で戻らないパーティーがいる場合は捜索隊がダンジョンへ向かうので入った時と戻った時は、キチンとギルド職員へ報告をして下さい」


「入る前にギルド職員に報告をする・・・・、了解です」


「では、『アイギス』のダンジョン挑戦、無事に帰還してくださいね」


ギルド職員のダンジョンの説明を聞き、礼を言いギルドを後にする


「それじゃ、ダンジョンへ行きますか~」


「「「はい」」」


「久しぶりのダンジョン~」


「今日は1Fでダンジョンでの戦い方を教えていきましょ」


「そっか、クラシスとリズはノノとココをサポートよろしく」


「僕はジャンヌのサポートするからさ~」


「「了解~」」


ダンジョン前には1人のギルド職員が、ダンジョンへ入る冒険者をパーティー単位で手元の手帳に記載していた

ダンジョン前には20人前後の冒険者が並んでおり

『アイギス』も列に並び順番を待っている


「ねぇ、クラシスもここで並んでダンジョンへ入ったの?」


「そうだよ、あの時はギルド職員は2名で担当していたから、こんなに並んではいなかったはずだけど・・・」


「それとMAPを販売してるはずなのに・・・どこで販売してるんだろ?」


「今日はMAP無しで入っても大丈夫だよ。ノノとココのスキル危険回避で対応可能だと思うし、1Fのみでならね(=_=」


「まぁ、しょうがないか・・・。もう少ししたら入れそうね」


列の流れも6人から8人のパーティーみたいで前に並んでいる冒険者も6人まで減っていた

『アイギス』のメンバーも装備を確認し、順番を待つ


「次のパーティーは・・・」


どうやら『アイギス』の番だったみたいなので、リウがギルド職員へ話しかけた


「はい、『アイギス』6名です」


ギルド職員が手帳にパーティー名と人数を記載し、ダンジョンへ導いた


「では、『アイギス』ダンジョンに向かってください」


そこでリウがギルド職員へ話しかけた


「あのMAPの販売はしてないんですか?」


「MAP購入希望ですか、今は道具屋で販売してます。昔はここで販売してたんですが・・・購入者が激減してから道具屋での販売に変更になりました」


「そうだったんですね、了解です」


『アイギス』は6人でダンジョン向かう

前衛はリウとジャンヌ、中衛はノノとココ、後衛はクラシスとリズ

武器はリウが片手棍棒を装備し、ジャンヌは槍を装備し

他のメンバーはライフル杖を装備していた


ダンジョンは崩れた神殿の奥にあった

そこには地下へ続く階段があり、そこがダンジョンの入り口となっていた

地図を購入できなかったがリウはダンジョンへ入る前からMAPを展開していた


「それじゃ、入るよ。ノノとココは周囲を警戒、クラシスとリズは2人のサポートをよろしく。僕とジャンヌは魔物から4人を守るよ」


「はい、がんばります」


ジャンヌは元気のよい返事が返ってきた


「ここがダンジョンですか・・・、薄暗いですね」


「遠くは見えませんが、今のところ何も反応はありません」


ノノとココは周囲を警戒しながら報告してくる


暫くすると分岐になったので「それじゃ、右にいこう」といって右へ向かう

リウはMAPを展開し、この先に1Fの安全地帯がある事を知っていた

まずはそこで休憩する気でいた


クラシスとリズは先の方向に安全地帯がある事を知っていたので

何も言わずに後についてくる


「この壁は・・・、光る素材なのかな?」


「どうなんでしょう、昔からこんな感じだと思いますが・・・」


「光る現象を説明できる冒険者がいないことも問題なんですがね」


MAPを展開してるので赤マーカーがいない事は確認していたが

常に警戒しているノノとココ、前衛のジャンヌの消耗が激しいので

安全地帯についたのを確認するようにリズに話しかけた


「ここが安全地帯かな?ダンジョン内なのに空気が澄んでる気がするんだけど・・・」


「そうです、ここが1Fの安全地帯です」


「ここなら休憩可能なので少し休もう。紅茶の用意するからノノとココはイスを作ってもらえる?」


「「はい~」」


ノノとココは土魔法で人数分のイスを作り上げる

リウはコンロを取り出し、お湯を沸かし紅茶をいれる

ジャンヌに手伝ってもらい、みんなに紅茶カップを渡してもらう


「紅茶を飲みながらでいいから聞いてね、初めてのダンジョンだから緊張してると思うけど、ノノとココは周囲の警戒は継続ね。ジャンヌは僕と前方を警戒し、クラシスとリズは後方と全体のサポートをしてね」


「はい、頑張ります」


「少しだけ緊張しなくなったし」


「ノノとココの危険回避を信じてます」


「後方とみんなのサポートはまかせて」


「いつでも障壁張りますから~」


「僕はみんなを信じてるから、1人で無理しないでいこう」


今日のダンジョン挑戦は、ノノとココとジャンヌにとっていい経験になるはずだ

クラシスとリズという一流の冒険者が『アイギス』に加入してもらえたのが一番の良かった事だよな・・・

休憩後は戦闘もこなしていきたいが、1Fは冒険者が多いから戦闘する事が出来るか不安だな

ダンジョンに入った

ノノとココとジャンヌが緊張してる

休憩して・・・次回に続く

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