0-51キャラバン到着と簡易小屋完成とか
リウは3人の服装選びをし、3人は購入した服に着替えている
3人とも淡い青のワンピース姿でいると
姉妹みたいなに思えてします
「うん、3人ともよく似合うよ」
「「えへへへ~」」
ノノとココは嬉しそうにしている
「少しはずかしいです」
ジャンヌはワンピース姿をはずかしそうにしていた
「うんうん、ジャンヌかわいい~」
「かわい~」
ノノとココもジャンヌのワンピース姿をべた褒めしている
2人で両側からジャンヌに抱きつきながら笑い合っている
「今日はその格好で買い物して帰ろうか~」
その後、露店巡りをし家へと戻った
帰宅後にクラシスとリズからも服選びをお願いされる事になる・・・
次の日は、クラシスとリズとともに冒険者ギルドへ向かっていた
朝ご飯後なのでギルド内は閑散としていた
「こんにちは、ダンジョン行きの定期馬車の予約にきました」
「こんにちは~、馬車の予約ですね・・・」
受付の男性がカウンターの隅に置いてある馬車の予約表を見ながら
「何名様でのご利用ですか?」
「6名です」
「6名全員で馬車に乗るとしたら・・・3日後ですね」
「それじゃ、3日後の定期馬車の予約をお願いします」
「はい、わかりました」
これで定期馬車の予約は完了した
クラシスが受付の男性へ質問を投げかけた
「そういえば現在のキャラバンの地図はあります?」
「ちょっと待ってください・・・」
カウンターの下からキャラバンの地図が描かれた用紙を出してきた
地図にはダンジョンの入り口から店舗の位置、冒険者のテントの位置も書かれていた
キャラバンを囲うような柵も書いてある
「これが今のキャラバンの地図になってます。ダンジョンの入り口と店舗の位置は変わらないので場所を覚えて置いて下さい」
「それで新たにテントを張るとしたら場所はどこがいいですか?」
受付の男性が地図を見ながら教えてくれた
「それなら店舗からは離れますが、この柵の周辺はテントを張っても大丈夫ですよ」
「1つのパーティーでどれくらいの広さで場所を使ってもいいんですか?」
「それはパーティーの人数にもよりますが、周りの冒険者に迷惑にならない範囲でお願いします」
「もう1ついいですか?うちは女性が多いので土壁でテントを囲みたいと思いますが大丈夫ですか?」
「その辺は大丈夫です、そのかわりキャラバンから戻る時は土壁の撤去はして下さいね」
「わかりました」
「2人は聞いてみたい事はある?」
クラシスとリズに話をふってみた
「そだ、キャラバンで食堂とか酒場はあったっけ?」
「現在は食堂はありますが、酒場はありませんね」
「それでは酒の販売はしていないんですか?」
「キャラバンでの飲酒は禁止していません。道具屋で酒類は販売してます、酒場が無いのは冒険者同士での喧嘩が原因だと聞いてます・・・」
「リウ、お酒を購入していきましょう」
「そうだね、出発は3日後なので飲みたいお酒の購入はお任せします」
「一緒につまみも買っていい?」
「クラシスとリズに任せます。リズのアイテムボックスに保存してくださいね」
「了解~♪」
「明日、リズと買ってくるから楽しみにしてね~♪」
「それでは定期馬車の予約も完了したし帰ろうか~」
「「はい~」」
定期馬車の予約も完了したし、テントの場所も聞いた
明日はクラシスとリズがお酒を買ってくる・・・
ギルドを後にし、家へと戻る
帰りがてらリウはクラシスとリズへ話しかけた
「そういえば、野営の時に大きめの布団を買うとか言ってたけど・・・」
「そうでした、できれば2~3人で寝れる大きさの布団があればいいんだけど」
「その辺は女性陣にお任せします、明日ノノ・ココ・ジャンヌと一緒に道具屋へ行ってもらっていいかな?」
「いいけどリウは一緒に行かないの?」
「大きさやら柄も見ても善し悪しはさっぱりだし、みんなで選んでいいよ」
「それじゃ、明日はリウだけ留守番ね」
「了解」
どうやら明日の予定は決まったみたいだな・・・
明日は1人で『ひよこ亭』でまったりしてよう
3日後の定期馬車出発まで、大きい布団を購入したり
保存食を購入したり、お酒を購入したり
露店の焼き串と焼き鳥を保存したり
クエスト挑戦の備品よりも食料などを大量にアイテムボックスに保存した
また、具現化魔法(紐)の修得にも励み
リウとココとリズが具現化魔法(紐)を修得した
紐はロープ代わりに使用するつもりでココとリズとで開発した魔法だった
紐を太くすれば動きを封じる事も可能だったり
細くすればワイヤーのように切断も可能だったり
多種多様な魔法として使いこなす事となる
装備もジャンヌは小型盾手甲を装備しているが
ノノとココも同様の小型盾手甲をそれぞれ装備した
これにより前衛と中衛の防御力Upとなる
後衛のクラシスとリズは防具はそのままに武器をリウと同様の物を揃えた
3日後、『ひよこ亭』のアライズさんに『アイギス』がダンジョン挑戦の事を教え、留守をお願いし定期馬車でダンジョンのあるキャラバンへと向かう
定期馬車に乗るのは『アイギス』の6名のみで朝ご飯後に出発となった
馬車に乗り、ノノとココは景色を楽しみ、クラシスとリズは仮眠をとり
リウとジャンヌは周囲を警戒し、ダンジョンまでの道のりを馬車で過すことになる
街道を進むという事で、野うさぎや野犬の出現は無くキャラバンへと到着する
キャラバンは丸太で作られたであろう柵で囲われており外部の侵入を防いでいた
キャラバンの入り口を大槍と革鎧を装備した冒険者2名が門番をしていた
定期馬車を降り、門番の2名にギルドカードを提示してキャラバンへと入る
「こんにちは~」
「はいよ、『アイギス』6名のギルドカードを確認しました。ギルドカードでCランク以上が2名いるので、キャラバンへの侵入を許可します」
「それでは、このまま進み冒険者ギルドの出張所へ向かってください」
「わかりました」
『アイギス』メンバーは門番へ挨拶してから、ギルドの出張所へと向かっていく
やはりギルドの出張所は「盾と剣のエンブレム」の看板を掲げていた
出張所はダンジョンの隣に建っていた
その周りには武器屋、防具屋、道具屋があった
まずは、冒険者ギルドへ挨拶か・・・
「こんにちは~、只今到着しました『アイギス』です」
「はーい、『アイギス』6名ですね。ようこそ、キャラバンへ~♪」
出張所に入ると受付に2名の男性が座り作業をしていた
魔石の買い取りも行っていると聞いたけど・・・2名だけとは少なすぎる
「あのテントを張りたいんですが、柵の付近で設置してもイイですか?」
「設置場所は空きスペースを使用してもらえば大丈夫です。隣の冒険者ともトラブルにならないように離れた場所をご利用ください」
「了解です、今日はテントの設置をして明日からダンジョンへ挑戦しますのでよろしくです」
「そうですか、ダンジョンに入る前にはここへ来て下さい。ダンジョンの詳細については・・・クラシスさんとリズさんから聞けば大丈夫ですね」
「ふふふ、まかせなさ~い」
「魔石はここで販売だっけ?」
「そうですね、魔石の重さによって価格が決まりますので」
「わかりました、それでは明日また来ます」
「はい、頑張ってください」
出張所の受付の男性へ会釈し、ギルドを後にする
まずは、柵の内側を1周歩いてみてテントに適している場所探しを始める
入口付近とギルド出張所の周囲は人気があるみたいでテントを張るのは無理そうだった
テントの張る場所はキャラバンの入り口から対称の場所が空いており
そこで『アイギス』の簡易小屋を設置する
時間的に昼ご飯まで時間があるからクラシスとリズとリウで簡易小屋を作成していく
まずは、内部よりも外側を作成し、入口も窓も無い状態で止めておく
それから周囲を土壁で囲い、コンロを使用しご飯の準備をする
準備といっても、簡易スープを作ったり、パンに焼き串をはさんだりと
簡単に作れる料理で昼ご飯の用意をした
これは最初からリウがノノとココへお願いした料理だった
簡易スープは大量に作りアイテムボックスにも保存しダンジョン内でも食べれるようにした
パンに焼き串もダンジョン内で食べれるようにとリウが考えた料理だった
昼ご飯後には紅茶を飲み、6人は一息つく
リウとノノ、ココとジャンヌは知らないうちに緊張していたみたいで
紅茶を飲みながらぼんやりしてた
「どうしたのリウ?」
「なんか緊張してたみたいで・・・紅茶が上手い」
「そうですね~」
「森での野営より緊張します」
「今日は簡易小屋を完成させるんですか?」
「そうだね、ノノとココはコンロ周りをお願いね。クラシスとリズとジャンヌは小屋をお願いね。僕は外周の土壁を作成するから・・・」
「リウは外周だから厚く高くお願いね、入口はドアの予備を使用しましょう」
「了解。2mくらいで作っていくから~」
「コンロ周りも土魔法でイスを作りますけどいいですか?」
「そだね、ノノとココで座りやすいように作ってもらおう~」
「「はい~」」
「小屋の内部が完成したら、呼びに来てね。布団が僕のアイテムボックスにあるから」
「了解です。トイレと浴槽も任せてね~」
「浴槽にも目隠し用にテントを使うけどイイ?」
「もちろん、テントは今のうちの出しておくからよろしくね」
コンロ周りと小屋周りをみんなにお願いし、リウは外周の土壁を作成し始める
厚さを30cmに高さを2mで簡易小屋を囲み始める
入口にはドアを付けリウの仕事が完了する
キャラバン到着と簡易小屋完成
次回、ダンジョンアタック予定




