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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
49/354

0-49ペア戦闘とか

森での野営2日目、ノノとココの食事の準備をしてる間にクラシスを周囲の警戒をお願いし、リウ・リズ・ジャンヌで薬草採取をしていた

ダンジョンに挑戦すると今以上に薬草を採取する事がこんな事もあり

今回の野営では、出来る限り薬草を採取するつもりでいた


「リズとジャンヌは周囲を警戒して、薬草の採取場所までは案内するから!」


「了解!」


「わかりました!」


リウもMAPを展開し、周囲を警戒していた

薬草の採取場所の手前に赤マーカーを確認していた


「前方に何かいます!」


「数は・・・2!」


「2人とも魔力を纏って討伐します!」


3人は各自魔力を纏い駆けていく、目標まで200mで前方の野うさぎ2匹を確認した


「リズは右をジャンヌは左をお願い!」


「「はい!!」」


リズとジャンヌは魔力を纏い、野うさぎへ駆けていく

リズは両手棍を野うさぎへ叩きこみ、ジャンヌは槍で突き刺す!

リウは倒したのを確認し、アイテムボックスに保存する

リズとジャンヌは周囲を警戒し、「ふぅ~」っと深呼吸する


「おつかれさま、2人とも魔力を纏ってから討伐まで完璧だったね」


「野うさぎの討伐で気づかれる前に倒せるのは難しいだよ?」


「昨日もリウと野うさぎを倒したけど、一撃必殺みたいで倒しきれないヤツの対応も考えた方が良いかな?」


「一撃で無理な場合は、メンバーがサポートするからさ。一撃で倒せない時は、攻撃範囲から離脱して再度アタックする事。1人で無理なら2人で倒せばいいからさ」


「それが『アイギス』での戦闘スタイルですか?」


「そうだね、森での討伐クエストでは僕とジャンヌが前衛で、今リズとジャンヌが戦った様に戦う。討ちもらしがあった場合はノノとココが撃ち倒す!」


「それでも無理な時はクラシスと私で撃ち貫く・・・?」


「常に3段の構えで戦闘をする、リウはどこかで戦闘訓練をしてたんですか?」


「いあ、こっちにくるまで戦闘経験ないよ。これは昔の戦闘記録を知っているから参考にしてるだけだよ」


「今の戦闘は他のメンバーにも教えた方が良いですね」


「実際に「身体強化」「速度強化」と魔力の纏いを並行して使ってるからMPの消耗が心配です(>_<。」


「そうだね、ジャンヌはMPが少ないから魔力の纏い以外は僕がサポートしようか?」


「それなら戦闘時以外は魔力の纏いのみで行動しては?」


「周囲を警戒して移動してるから、MPの節約になります!」


「それじゃ、今の戦闘での事は食後に相談しようか~」


「時間的には朝ご飯の準備は終わっているはず・・・」


「もどりましょ~」


3人は魔力を纏い、簡易小屋まで駆けていく

周囲警戒はリウがMAPを展開し確認していた



朝ご飯の後は、今朝の戦闘での会話をリズとジャンヌがノノ・ココ・クラシスに説明している

リウはリズとジャンヌの説明を聞いていた

話の中で補足が必要なところは説明し、5人に戦闘での役割を教えていく


「今の説明で前衛と中央と後衛の3つにわかれている事がわかったね。もっと細かくすると前衛は攻撃はジャンヌと守りは僕、中央は攻撃はノノで守りはココ、後衛は攻撃はクラシスで守りはリズになるからね」


「攻撃と守り・・・とは?」


「これはダンジョンでの戦闘で考えてた事だけど、攻撃は倒すこと考え、守りはパートナーを守る行動をする」


「それは私が攻撃してる間に、リウが私を守ってくれるという事ですか?」


「そうだね、ジャンヌが攻撃してる間は、僕が魔力障壁で守ってやる!そういう風に考えて戦闘をしてみて!」


「確かにリウの考えは正しいと思う、ダンジョンではペアで戦闘した方がイイ」


「ダンジョン内部での魔物の沸きも突発的な物があるし・・・」


ノノとココはダンジョンでの戦闘の難しさを黙って聞いていた


「ノノが戦い、ココが魔力障壁で守る」


「私が攻撃して倒す!」


「私が魔力障壁でノノを守る!」


「そうだよ、ノノとココはペアで戦うんだよ」


ノノとココはいつも一緒にいるのでペアを組んでみたのだが

食後はノノとココと一緒に討伐に行ってみるか~


「午前中はノノとココと討伐に行ってくるけどイイかい?」


「よろしく!」


「はい!」


ノノとココは元気よくリウに答える

そんな中、ジャンヌがリウに声をかけた


「私はどうしましょ?」


「ジャンヌも一緒にノノとココの討伐に同行する?」


「はい」


「こっちは小屋で留守番してるよ」


「小屋の周りで薬草採取してます」


「クラシスもリズも無理な事は無しでね」


「もちろん」


「大丈夫~」


「それじゃ、ノノとココ、ジャンヌは討伐に向かうから装備を整えて戦闘準備して待機」


「「「はい」」」


リウは装備を整え、クラシスとリズに浴槽を作成できないか相談していた

生活魔法で清潔な生活を保ってはいたが、日本人らしく湯船に漬かりたくてしょうがなかった・・・

クラシスとリズは討伐までに浴槽を完成させると言っていた

リウは討伐よりも湯船が気になって、にへらと笑顔になっていた


「2人ともお願いします」


「「まかせて~」」


「それじゃ、いってきます!!」


「「いてら~」」




ノノとココはペアを組んでの初めての戦闘という事で、ノノが先頭でココが後ろを歩いていた


「ノノは周囲を警戒、ココは2人分の魔力障壁を展開し移動」


「「はい」」


「ジャンヌはサポートをお願いね」


「はい」


暫く歩いて移動するとノノが指をさし


「向こうに何かいます。数は2つ・・・接近して正体を確認します」


「ノノ待って」


ココはノノに「身体強化」と「速度強化」をノノと自分に唱える

魔法の効果を確認してノノは魔力を纏い駆けだす

ココも魔力を纏い後を追い駆けだす


リウとジャンヌも追いかけるように駆けだす


200mまで接近し、正体を確認する。どうやら野うさぎが2匹の様だった


「それじゃ、ノノは魔法で2匹を討伐可能かい?」


「大丈夫、いけます!!」


「ココはサポートで魔法の準備をお願い!」


「それじゃ、攻撃カウントいくよ!3・2・1・0撃てー!!」


「ドッドッ!!」ノノが野うさぎに「ボルト」を撃ち込み倒した

ノノは周囲を警戒し、危険が無い事を確認し野うさぎ近づく・・・

野うさぎの討伐を確認し、ココはアイテムボックスに保存する


「ふぅ、ノノとココお疲れ様。ペアでの戦闘は初だけど慣れていこう~♪」


「「がんばります」」


「ジャンヌもサポートありがとう」


「いえいえ、2人もすごいです」


これが『アイギス』でのペア初戦闘と考えていいかもな

もう少し経験を積めば大丈夫だろう

ノノとココの初ペア戦闘

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